8月の終わり、横浜・東京旅行の記録①【横浜編】

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「タローマン」再放送を見て、今さらタローマンにハマった。
昭和巨大特撮あるあるをふんだんに盛り込んだ特撮面でも大変満足したが、それ以上に岡本太郎の言葉に胸を揺さぶられた私は、まず岡本太郎の著書を手に取った。

そして、激しくも真摯に生を捉える氏の作品を見ずして岡本太郎を語ることなどできないだろうと、川崎市の岡本太郎美術館に行くことにした。そしてその方面に行くならば、ずっと食べたいと思っていたグルメも食べておきたい……!

というわけで、1週間ブログを休んだのだが、それは横浜と東京を巡る2泊3日の旅行に出ていたからである。

今回はその旅行の感想を綴っていくことにする。
といっても私の感想だけでは、皆さんのためになることはあまり多くないだろうから、この旅行に使ったお得な切符などの情報も併せて記載する。

まずは横浜へ

まずは東海道新幹線を使用して新大阪→新横浜に出た。
このとき使ったのは「ぷらっとこだま」とホテルのセット予約。友人に教えてもらって大変助かった。

というのも、新幹線とホテルをセット予約すると、ホテルのグレードにもよるが、ほぼ宿代タダのレベルで取ることができた。
今回は「JR東海ツアーズ」で予約したが、旅行代理店各社でも同様のセット予約は提供されているから、相見積もりを取って各自検討してもらえればと思う。

⇒JR東海ツアーズ(外部リンク)

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さて、今回乗車するのは各駅停車のこだま号なので、新大阪→新横浜は3時間半ぐらいかかるが、急いてはいないのでこれでよかった。
移動中は景色を楽しみつつ「東海道新幹線弁当」を食べた。
深川飯のあさりと、ワサビの効いた佃煮が特に旨かった。

ちなみに富士山側の席を取ったが、その日の富士山は恥ずかしがり屋で足元しか見えなかった。というか、あまりにも見えなさ過ぎて、どこが富士山かもよく分からなかった。

山下ふ頭のガンダム(1回目)

新横浜からは適用区間が決められているものの、横浜市営のバスや地下鉄に当日乗り放題の「みなとぶらりチケットワイド(550円)」を使って横浜駅へ。
このチケットはアプリを入れればスマホでも発行できるので便利だった。これも先の友人に教えてもらった。

この日は横浜市内の交通費だけでも、素直に払っていれば1,000円以上かかっていたので、区間内をお得に移動するならぜひ押さえておきたいチケットだ。ちなみに新横浜駅を範囲に含めたいならば、「-ワイド」を購入する必要があるので注意。

⇒みなとぶらりチケット(横浜市交通局)

横浜駅前のホテルにチェックインし、荷物を置いて「BAYSIDE BLUE」という観光用のバスに乗って山下ふ頭へ。もちろん上記のチケットで乗れる。

山下ふ頭の先っちょには動く実物大ガンダムの姿が。
ここはレシピのブログだから特に言ってはこなかったが、私はガンダムシリーズ20年来のファン(だいたい7歳ぐらいから)である。
お台場に初代ガンダムが立っていたときは見ることができなかったから、今度はしっかり目に焼き付けたいと思っていた。

遠目に見えるガンダム。フェンス越しでも見えるっちゃ見えるが、やっぱり中で見たい。でもそれを躊躇わせたのが、ガンダムの真下で見るには施設の入場料、1,650円が必要だというのである。

目が飛び出るほど高くもないが、安くもない金額で、一旦考え直すことにした。これじゃあ私はガンダムファン失格である。

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中華街の刀削麺

後ろ髪引かれながらも、ガンダムに踵を返した私は中華街へ向かった。
横浜中華街の絢爛な街並みは、神戸・元町のそれとはまるで違い、財力の違いをまざまざと見せつけられた。
横浜中華街といえば食べ放題というが、その日は食べるものを決め打ちしていたので、食べ放題には目もくれなかった。
道中の焼き小籠包やイチゴ飴などもすべてスルー。大通りから少し入り、日が落ちてからだと、女性が一人で歩くのはちょっと危険かも……という通りに目的の店はあった。

「杜記」さんは横浜中華街で刀削麺といったらココ、というお店。
牛肉麺と迷って担々麺を頂くことにした。

スープを一口飲むと、驚くほどのシンプルさ。塩味控えめのダシに練りごまを溶いたぐらいの淡い味わい。だが、横の肉味噌と混ざるとそれは一変。淡い口当たりに秘められていた旨みが爆発。
モチモチの麺とゴロっと粗いミンチを食らう手が止まらなかった。

いきなり大当たりの店を引けて大満足。次は牛肉の麺も頂きたい。

「杜記」を出るとすっかり夜の帳が下りて、中華街のネオンは一層輝きを増していた。

DATA
中華第一家 杜記(トキ)
●神奈川県横浜市中区山下町138-14
●TEL:045-226-4090
●Web site⇒「中華第一家 杜記」(食べログ)

山下ふ頭のガンダム(2回目)

ガンダムに後ろ髪を引かれていた私は、気づけばガンダムのある山下ふ頭まで再び吸い寄せられていた。

すると、暗闇の中に一際輝くガンダムの姿。顔のカメラ部分の発光も夜のほうが魅力的で、「さすがに見ておかないと後悔する」と、いよいよ入場することを決めた。

当日券売り場に行くとお姉さんから思いもよらない一言。
19時からの入場にはなりますが、1,320円のナイトチケットがあります」とのこと。時計を見ると18時40分。

「待ちます」

全く予想外な割引の恩恵に与ることができ、得した気分で入場の刻を待った。
その並んでいる途中に聞こえるのは英語や中国語ばかりで、日本人はほとんどいなかった。最近中国に対してガンダムを積極的に売り込んでいるからだろうか……そういえばやっぱり横浜の夜景はなかなかなものだな……などと考えているうちに19時を迎えた。

まずは19時20分からの歩行パフォーマンス。私はガンダムから見て左斜め下に陣取った。あとから資料館を見ていて分かったことだが、この位置に陣取ったのは大正解であった。

ただ歩いて前に出てくる(ように見せている)だけのものかと思っていたが、その予想は悉く良い意味で裏切られ、街から離れているからこその爆音BGM、燦々とガンダムを照らすライトアップ、スモークを使用した臨場感あるパフォーマンスに私は言葉を失った。

ガンダムの動きもかなり有機的で、18mの巨大構造物をこんなにも人間的に動かせるのか!!!とひどく関心した。
が、そんな関心も、ガンダムと目が合った瞬間に吹き飛んだ。
もはや関心とかそんな言葉で言い表せない、万感の思いがあふれてきて、つい涙を零しそうになってしまったのだ。

20年ガンダムのファンをやってきて、とうとう動く実物大のガンダムを見た。その事実によって、もう人生がここで終わってもいい、とすら一瞬よぎるほどの感動と驚嘆、そして畏怖がないまぜになって身体を包んだ。

結局1時間以上ガンダムを眺め、20時20分のパフォーマンスを見届けて横浜ガンダムを後にした。

ちなみに、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」館内は横浜ガンダム建立にまつわる資料が圧倒的なボリュームで掲示されていた。
ロボット工学にまつわる資料は特に豊富で、その資料を見に行くだけでも大変価値のあるものだと思う。ロボットの実演や動きの体験などもあるから、お子さんと一緒に行くのもよいだろう。
この横浜ガンダムで生まれた課題と発見を次代に託し、未来をよくする方法を考える材料としてほしいといった富野由悠季氏(「機動戦士ガンダム」原作・監督)をはじめとするプロジェクトに携わった人々の思いがこの施設には溢れている。

そんなわけで、ここには1,650円以上の値打ちが十二分にあった。入るのに躊躇ってごめんなさい。

DATA
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA
●神奈川県横浜市中区山下町279-25
●TEL:0120-158-686
●Web site⇒GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(外部リンク)
●2024年3月31日まで開催

家系ラーメンのしょっぱさが身体に染みる

ガンダムの感動を胸にしまって山下ふ頭を後にし、まずは桜木町までバスで戻る。
そこから地下鉄で向かったのは伊勢佐木長者町。ここも「みなとぶらりチケットワイド」の対象内なので行ったり来たりしても平気である。

横浜に来たのならばやっぱり家系ラーメンを食べたい。というわけで、毎日ラーメン健康生活を送るYouTuberの動画でアタリをつけていた「勝鬨家」さんへ向かう。

もう21時が迫っており、家系ラーメンに欠かせない「ライス」が切れていないか心配で、小走りで店に向かった。
店に着くと、「小ライス」はあった。残りが少ないから、絞っているのだろう。とりあえずライスがあったことに胸をなでおろす。

普通のラーメンでもよかったのだが、やっぱりトッピング豊富な特製が良いだろうと、「勝鬨ラーメン並」を注文。

お好みは全部「普通」で注文

着丼したらまずはスープを一口。

「しょっぱ!!!」

でも、それが汗を大量にかいた身体に染みるというもの。
にんにくを入れるとくっきりと旨みの輪郭が現れ、食べる手を休める時間はない。
ライスはスープに浸した海苔巻きでパクり。
スモーキーなチャーシューもまた食欲をそそる。

関西にある(いわゆる資本系の)家系では出てこない味わいをしっかり浴びることができた。

DATA
横濱家系ラーメン 勝鬨家
●神奈川県横浜市中区長者町2-5-4 夕陽が丘ニュースカイマンション102
●TEL:045-228-7401
●Web site⇒横濱家系ラーメン 勝鬨家
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1日目の夜が更ける

ホテルに戻るとシャツは汗でぐっしょり。横浜駅の出口を間違えて余計に歩き回ったせいで、1日目からひどく疲れてしまった。日本のサグラダ・ファミリアと言われただけある。梅田なら基本迷わないんだが……!
できるだけ疲れを残さぬよう、ユニットバスに湯を貯めて身体を労る。

チェックイン直後に着替えた際に肌着も替えたから、持ち込んだ服の9割をもう使ってしまって明日の服がない。というわけでホテル内のコインランドリーで洗濯。
乾燥しきっておらず生臭いので部屋備え付けの消臭スプレーをぶっかけてハンガーにかけて干した。

こりゃ明日も大変だな、と若干弱気になりつつも、明日のメインイベントである岡本太郎美術館訪問に備えて眠りについた。

つづく

2日目の記録はこちら⇒8月の終わり、横浜・東京旅行の記録②【岡本太郎美術館~渋谷・清澄白河編】

岡本太郎美術館の作品に興奮したり、タローマン展でそのべらぼうな人気に触れたり、蒙古タンメン中本ですすったり、江戸前寿司に舌鼓を打ったり。

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