百汁百菜

0106 テレビゲームと親心

よくわからないもの、怪しいものに子どもを近づけたくない、できれば触れさせずにおきたいというのは親心であろう。うちの場合は母親がその「子どもに触れさせるもの、遠ざけるもの」を決める権限を握っていたわけであるが、母は良くも悪くも「自分自身」しか...
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0105 「シィ氏の憂鬱」

エイチ博士の研究室のドアがノックされたので「どうぞ」と博士が応えると、小柄だが、それなりにがっしりとした男性が一人、研究室に入ってきた。彼は博士の古い友人のひとりであるシィ氏。「博士のほうから急に話したくなったとは珍しいですね。昔はおれのほ...
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0104 さようなら、全てのSNS

ガジェットにハマっていた頃、毎年のようにスマホを替えているような時期があった。毎年のように進化していく機能のアピールと、シェア獲得のために、前年機種を高く下取りしてくれるキャンペーンが続いていたから、ついそれに乗っかって、どんどんスマホを新...
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0103 見つめ合うゴリラ、話し合う人間

たいていの揉め事は話し合えば解決できると考えている人は多いだろうが、その話し合いとして想定されているのが、「一方的な意見の押し付け」になっているケースもまた多く見られる。人が「話し合おう」というとき、それはだいたい相手の意見を聞きたいのでは...
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0102 持ったまま、手放す

畑のきゅうりが何者かに荒らされているというのがここ2〜3週間で続いた。きゅうりを半分だけかじってあとは打ち捨てられており、その食いっぷりからして何かしらの哺乳類であることは確かだった。畑のある町にはアライグマがよく出ると聞いており、もしうち...
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0101 自分自身が一番遠い

とあるバンドの曲に「〽︎自分の背中は見えないのだから〜」とあるように、人は自分の身体の全てをその目で見ることができない。背中は歌詞の通り見えないし、お尻も見えない。男性は下を向けばぶら下がっているモノを見ることができるが、女性は下を向いたっ...
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0100 味噌を溶く、心を解く

出汁は世界で一番簡単なスープだという話がある。昆布や鰹節や干ししいたけなど、乾物を水につけるか煮出すことでスープになる。そしてそこに味噌を溶けばもうそれで味噌汁の出来上がり。これ以上の作為はいらない。 だが、世の中のスープを眺めてみれば、あ...
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0099 延長線を生きる、あるいは神殺しについて

僕は3度死んだ。17のときと22のときと24のときの3度死んだ。世界のナベアツがアホになった。 24のときに「経験」した3度目の死によって、ついにそれまで僕が積み重ねてきたものが根こそぎにされて、僕は一度更地になった。それまでの僕にピリオド...
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0098 そうめんやっぱり揖保乃糸

『サザエさん』を観ていたら「七夕にはそうめんを食べる」といっていた。いその家でも夏はそうめんがしょっちゅう食卓にのぼっているとみえて、子どもたちは「それじゃあいつも通りじゃないか」というようなことを言っていた。その後、「ちらし寿司を食べると...
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0097 猫派なのに猫アレルギーっぽい

Official髭男dismに「犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!」という曲があるように、犬派と猫派の溝は深い。お菓子の「山」と「里」の争いのごとく根深い対立を抱えており、また、有名なRPGにおいて二人の女性のどちらと結婚するかで真っ二つ...
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