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百汁百菜

0051 世界を切り取るレンズ

 春爛漫、桜は満開の公園で、桜をバックに自撮りをする若い女性の姿があった。桜と自身で妍けんを競っているのか、はたまた、自身を引き立てるバックとして桜をおいているのか……。僕はといえばまったくといっていいほど自撮りをしない。自分なんかよりもよ...
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0050 一汁一菜がフィットする

 正直おかずを作るのがめんどくさいとおもっている。色々あってキッチンに立ち始めて15年ぐらいになるが、それだけ経てば、料理に向ける熱量というものはなくなるものである。スパイスとカレーにハマった頃には再び燃え上がったといってもいいだろうが、そ...
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0049 自分に合う考えに出遇うとき

 たいていそれはちょっとした記述から始まる。その本や論述のメインテーマではないところで少し触れられただけに過ぎなかったりする。だけどふと目に止まったその人の名、本の名、思想の切れ端……そんなところから自分に合う考えをもった哲学者、詩人、小説...
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0048 性格診断に自分を合わせる作業

 いわゆる「性格診断」によって知らなかった自分の一面を知る、という経験は多くの人がしているのではないだろうか。いくら外向的な人でも、「自分がどういう人間か」というのは知っていたいはずだから、こういうのは内向的な人だけがやるものではない。大人...
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0047 雑貨店に合う、雑貨店で出会う

 ロクに買いもしないのに、雑貨店でぶらぶら物色するのは好きである。行くなら個人経営の雑貨店がいい。都会から離れた場所にあることが多く、ゆっくり時間が流れる空間に身を浸すことができる。ただ、すでに家がモノに溢れているから、よっぽど気に入らない...
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0046 土地に合う、リズムが合う

 中学だか高校のとき、同級生が「ここは田舎だから〜」なんてことを自虐的に言ったとき、ひどく違和感を持ったことがある。というのも、僕らが住んでいるところはとても「田舎」とは呼べないからである(せいぜい「郊外」だ)。マンションはあるが高層ビルは...
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0045 「あなたにあうのはこちらです」

「この間おすすめしてもらった旅行プラン、なかなかよかったよ」「ご期待に添えたようでなによりです」「でさ、今度はいい雰囲気のハシゴ飲みのプランを考えてほしいんだけどさ。予算は2人でこのくらいで……」「はい、かしこまりました。これまであなたが訪...
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0044 「つかう」とは「付き+合う」こと

 哲学者の鷲田清一は『つかふ 使用論ノート』において、「つかう(つかふ)」のなりたちについて、古典の辞典を引きつつ、次のように述べた。 その「つかふ」(使ふ・仕ふ)という語はそもそもが、「付き」と「合ふ」が結合してできた語だといわれる。(中...
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0043 もたれあう、影響しあうのが人間

 人付き合いにおいてたまに観察されるのが、一方がもう一方の影響をただ受けるだけになっているような、非対称な影響の及ぼしあいをしている付き合い方である。「自分がない」というような人にありがちな人間関係で、これといって没頭できるもの、好きなもの...
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0042 合わせるのが得意技?

 日本は「合わせる」のが得意技であろう。とんかつとカレーを合わせたし、あんことパンも合わせてみたし、カミとホトケまでをも合わせてきた。漢字に至っては唐土もろこしからやってきた読み方と、日本の読み方(訓読み)を合わせて使っていても平気なのであ...
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