百汁百菜

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0133 カヌレの裏切り、信頼のパイ

カヌレをはじめて口にしたとき、裏切られた気がしたのは僕だけだろうか。どう見てもパリパリサクサクしてそうな面をしているのに、噛んだら想像通りのカリッと食感が来た……かに思えたその瞬間、フニャッとその形を崩してしまううえに、中はもちもち食感なの...
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0132 秋の夜長の使い方

天気がぐずついて布団を秋冬のものになかなか更新できず、夏用の布団にすっかりくるまって寝ていたが、それでも耐えられないほどの寒さで目が覚めてしまうようになった今日この頃。ようやく晴れたので布団を替えたら、今度は眠りすぎてしまうようになった。こ...
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0131 好き嫌いはハッキリと

僕は基本的に味に対する好き嫌いはない。何かと嫌われがちな酸味や苦味は味に深みを与えるものであるから歓迎するほどだし、左党でありながら砂糖だって好む。 甘党の対として辛党(この場合は「酒飲み・酒好き」の意味であって、辛いモノ好きのことではない...
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0130 葉巻とスマホ、灰色の男たちの脅威——『モモ』

無駄な時間を減らして、もっと時間を有効活用できればいいのに……と昔の僕はおもっていた。どこに行くにも一時間以上はかかる場所に住んでいるから、大学通学や通勤時間を満員電車の中で無為に過ごすのが苦痛でしょうがなかった。このなんでもない時間を削れ...
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0129 「庭」と「井戸」、物語は心を救えるか——映画『名探偵プリキュア!』

※ネタバレ注意!映画『名探偵プリキュア! 不思議な庭と2人の秘密』のネタバレを含みます。  紙一重であった。 日常生活に支障はないが、スクリーンで映画を観るにはメガネが欠かせないにも関わらず、車の中にそのメガネを置いてきてしまった。気づいた...
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0128 自分を語る〈語彙〉を増やす

「これは自分のことを言っている(書いている)」とおもえるような小説や哲学書、宗教書に出会ったとき、僕は孤独でなかったと安心する。同じようなことを考えている人がほかにいるんだと連帯感を覚える。そしてそれらの言葉を取り入れることで僕はまた、自分...
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0127 たのしい収穫、溜まりゆく野菜

猛暑が続く日々も終わり、風が吹けばすっかり秋の匂いをたっぷりと含んだ涼しさを感じるこの頃、ナスとピーマンは収穫の最盛期を迎えている。 7〜8月頃はあまりの暑さに実が焼けてしまったり、水切れ気味になってしまって勢いを欠いていたこれらの野菜たち...
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0126 本の渋滞

友人の親族が高齢を理由に所持品の整理をするとのことで、「もし興味があるなら」と、かなりの冊数の本を譲り受ける僥倖に恵まれた。中にはずっと読みたいと思っていた本や、貴重な本も含まれており、本当に感謝しかない。だが、これで僕はすさまじい量の読書...
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0125 溜めない生活——なにもしないをする

欲は放っておいても溜まっていき、それが満たされないでいると今度はフラストレーションが溜まっていく。欲は人が前に進むためのエンジンかのような見方がなされることも多いが、決してそれだけではない。勝負を避けたり、敵わないものから撤退するようなとき...
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0124 溜めて、撃つ謎の遊び

二人の目が合う。向かい合って立つ。やることはひとつ。 「た〜め」\パンパン/「た〜め」「はーっ」\パンパン/「バリア」「バリア」\パンパン/「はーっ」「た〜め」\パンパン/「た〜め」「た〜め」\パンパン/「はーっ」 右側の勝ち。  小学生の...
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