百汁百菜

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0018 せいろには、雑さと丁寧さが同居する

 せいろを取り入れた生活が「丁寧な暮らし」のシンボルかのように取り上げられている昨今だが、僕はせいろほど雑……というかおおらかな調理器具はないと思っているので、あまり納得感はない。レンジでチンするだけと比べれば、たしかに丁寧かもしれないが、...
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0017 「進化」したものはすべて「よい」のか?

 この間、「パンとスープで“進化系”一汁一菜」などという表現を見かけたのだが、これはあまり気に入らない表現である。明治維新このかた欧米より取り入れたものが「先に進んだ」もので、元来日本にあったものは「遅れている」と軽んじてしまう、欧米コンプ...
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0016 『嫌われる勇気』は「仕方ない」勇気

 作家の林真理子は「カレーと煙草」と題したエッセイにて、次のように言っていた。 こんなことを言うと誤解を招くかもしれないが、私は不良をする人はそれなりにエラいと思う。 世の中に逆らったり、いけないといわれるということをするのは、かなり強い意...
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0015 自動運転で回す、一汁一菜

 われわれの脳には二つの思考システムがある。「システム1」と「システム2」である。ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』があまりにも有名だが、この名前を最初に提案したのは、心理学者のキース・スタノビッチとリチャード・ウェストであるという...
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0014 「エモい」という万能酸

 「万能酸」とは、アメリカの哲学者ダニエル・デネットの言葉である。僕がこの言葉を知った『理不尽な進化』(吉川浩満 著 朝日新聞社 刊)において「万能酸」とは、我々のものの見方を一度侵したらもう終わりであって、その便利さで手放せなくなるし、こ...
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0013 劇場版『ハサウェイ』が救われる可能性

 前回は10年もの間積んでしまっていた小説版『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を劇場版第二作『キルケーの魔女』公開を機に繙いたことについて綴ったのだが、僕がこれを買った10年前にこれを読んでもまるで理解できなかったであろうから、これは1...
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0012 「10年もの」の積読『閃光のハサウェイ』を繙く

 いつ買ったかすっかり忘れてしまったが、奥付にある発行日を見る限り、10年前には買っていたであろう小説を今の今まで積んでしまっていた。それが『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(富野由悠季 著 KADOKAWA 刊)である。おのれの怠惰ゆ...
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0011 大根の漬物のゆくえ

 大根の漬物に失敗してしまった。割り干し大根にして醤油漬けにし、某かつ丼チェーン店で取り放題になっているアレのようなものを作ろうと考えたのだが、大根の青臭さや辛味が残った何ともいえない漬物になってしまった。大根の干し具合が甘いままに漬物にし...
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0010 パンとパスタと、浅煎りコーヒー

 パンとパスタと浅煎りコーヒーには、ちょっとうるさい。一家言あるとまではいわないが、その辺のものでは満足しない。ここに並べたものは、正面切って「好き」とはいえないものだからである。言い換えれば、これらのものに対して、何が出てきても許せるとい...
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0009 ひとりぶんのハンズオフカレー

 数年前、レンチンカレーの時代が俄かに来ると思われたこともあったが、結局そんなことなく、スパイスカレーブームの収束と共に、誰も話題にしなくなった(と思う)。今でも作っている人はいるのかな?いたら教えて欲しい。 僕も数度試してみたが、南インド...
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