コメダのかき氷がデカすぎる。
これでミニサイズであるから、出てきたときは面食らった。
といってもコメダ珈琲店の平常運転であろうから、これぐらいで驚いているようでは、私はまだまだ甘い。
お盆の時期の色々でレシピの新作はしばらく出せそうにないし、皆さんもあちらこちらにお出かけしたり、ごちそうを召し上がっている頃であろうから、今日は「コメダに行った日記」とそこで考えた「私とクラフトコーラ」についての話で茶を濁すことにする。
vsコメダのかき氷
頭キーンとなるので、あまりかき氷は得意でないが、今年のコメダのかき氷には、がっつりスパイスが効いた「クラフトコーラ」がラインアップ。
しばらくぶりのその響きにそそられた。
さらに、かき氷のソフトクリームトッピング無料券が手元にあったので、「ミニサイズなら大丈夫だろう」と思い注文した。
なんて、軽く味見してやるよという心持ちだったのに、とんでもない量が出てきた。
ミニサイズですよね?これ……
過去、シロノワールの通常サイズでとんでもない目に遭った(とはいえ、美味かった)から、ミニサイズで注文したものの、これはデカすぎる。
卓上に置かれたとき、食べきれるか不安になってしまった。
ただ、さすがコメダだと思ったのは、しっかり中の氷にもシロップがかけられており、味がなくなるという心配は全くなかった。
溶け行く氷とソフトクリームとの勝負。
クラフトコーラのシロップは一瞬クラっとするほどシナモンやクローブが効いており、スプーンが進むか一瞬不安になるも、ショウガやカルダモン、唐辛子のキレのよさで食べ進めることができた。
また、ソフトクリームがあって本当によかった。
中盤の飽きを乗り越えるには欠かすことのできない存在。
いくらスパイスが効いているといっても、かえってそれが飽きにつながる。
圧倒的な包容力のソフトクリームがなければ中盤を乗り越えられなかった。
トッピング無料券万歳。しかも今シーズン何度でも使えるらしい。近所のコメダ万歳。
さらに、レモンを絞るのは必須であった。この酸味があるかないかで圧倒的にスプーンの進みが違った。
なんて、持ってきた本を読む手をすっかり止めて、色々味変しながら、がむしゃらに食べ進めた。
器が空になると、危惧していたほど頭キーンとしなかったのでホッと胸を撫でおろす。
でも腹が冷えたな……
コーヒーチケットでアイスコーヒーを頼んでしまっていたが、ホットにすればよかったか。
でも、時間が経って少しぬるくなったアイスコーヒーは、意外とかき氷後の腹に優しく思え、それはそれでいいものだった。
私とクラフトコーラ
さて、コメダのクラフトコーラかき氷との闘いを制した私だが、この経験ですっかり確信したのは、「クラフトコーラはたまに飲みに行く(食べに行く)ぐらいの距離感が丁度よい」ということである。
かき氷を食べているときにも書いているが、やはり私にとっては刺激が強い。
いくらスパイスが好きといっても、飲み物やかき氷のシロップとして取り入れると、料理でスパイスを食べるときより、ダイレクトな刺激があるように思え、「スパイスをキメる」みたいな考えを持っていない私には刺激が強すぎた。
ちょっと昔、初めて「伊良コーラ」を飲んだときはコーラ嫌いの私でも、新鮮なスパイス感で気持ちよく飲めた。それから後追いでいろんなクラフトコーラが各所から出てきたものの、クラフトコーラを常飲するまでには至らなかった。
それは、刺激が強すぎたというのも理由の一つだが、家でのソフトドリンクは、水、お茶(紅茶含)、コーヒーしか飲まないというのもあって、クラフトコーラが入る余地がなかったという理由も大きい。
そのおかげですっかりご無沙汰。クラフトコーラを口にしたのはおよそ2年半ぶりであった。
久しぶりに口にすると、「やっぱりうまいな」と同時に「今年分はもう堪能した」という思いが生まれたので、私のクラフトコーラはまた来年。
どこのクラフトコーラを飲むか、年1回のイベントとして楽しむことにしよう。
スパイス料理のブログなので、クラフトコーラは取り上げたいテーマであったが、私の中ではもう「たまに飲みに行くもの」となってしまったので、よっぽど気が向かないと研究はしないだろう。
dancyuの「スパイス」本での「伊良コーラ」コーラ小林氏特集によれば、クラフトコーラ「風」ドリンクは割と身近なスパイスで作れそうなので、興味のある方は試されてみてはいかがでしょうか。
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