レシピ掲載時の3つの約束

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レシピ掲載時の3つの約束

この「スパイスフルライフ」において、私ハセガワタクミ(カルダモン26)がレシピを掲載する際の、皆さんへのお約束をここに記したいと思います。

以下の3つの約束を守ってレシピを発表します。当ブログのレシピを作られる際には、ぜひ一度ご覧になっていただければ幸いです。

「適量」の表示を避け、計量したレシピを掲載します。
の量は、グラム単位で掲載します。
・参考レシピがある場合は、出典を掲載します。

「適量」の表示を避け、計量したレシピを掲載します。

「スパイスフルライフ」のレシピは、ほとんどの具材を計量した上で掲載します。

かれこれ8年にわたって、計量せずに料理をしてきた私ハセガワタクミ(カルダモン26)ですが、スパイスカレーを作り始めてから、味のブレが気になるようになりました。
毎回味わいが違うというのは、ある意味楽しいものではありますが、人前でカレーを作る機会を頂いたときには、大変苦労しました。

レシピで大事なことは、基準を皆さんに示すことだと考えています。
冷蔵庫の材料と相談して、「これを入れてみようか」とか、「あれがないからこれで代用しよう」など、皆さんの手でアレンジされることはよくあると思います。

そのアレンジをしようにも、基準となる数字がブレていれば、作った皆さんを「この味でいいのか?」と不安にさせてしまうのではないか?と考えます。

例えば、「玉ねぎ1個」という記述。これではあまりにも個体差が大きすぎます。
150gぐらいの玉ねぎもあれば、300gもある玉ねぎもあります。
このブレも含めて楽しめるのならよいのですが、このブログでは、再現性を重視し、計量した上で掲載します。
ちなみに、このブログでの玉ねぎの基準量は2人前で150gとしています。

ただし、「個人の好みでかけてほしい」ということで、ブラックペッパーやパクチーの量を「適量」表示することがあります。その際は、お好みの量をかけてください。

塩の量は、グラム単位で掲載します。

塩の量は、グラム単位で掲載します。

スパイスカレーにおいて、塩が占めるウエイトは非常に大きいです。
スパイスは基本的に「味をつける能力」はありません。そこで、塩を使って味をつけます。
醤油などを用いることもありますが、一番スパイスの香りを損なわずに味をつけられるのが塩です。

そんなスパイスカレーに欠かせない塩ですが、非常に厄介な側面を持ちます。

塩は足しすぎると引けません。
スパイスカレー作りにおいて、私は幾度となくこれで失敗してきました。
自分の舌を頼りに味をつけたつもりでも、少し冷めたときに、とても辛くなってしまうと、せっかくのカレーがしょっぱい思い出になってしまいます。

逆に足りないことで悲しい思いをすることも。いざご飯にかけると薄かったということも数え切れません。

そんな悩みを吹き飛ばしてくれたのが稲田俊輔さんの本「南インド料理店総料理長が教える だいたい15分!本格インドカレー」です。

稲田俊輔さんの計算式を参考に、当ブログでは塩の量を計算して掲載します。
人がご飯と食べてちょうどいい塩梅と感じやすい塩分濃度、1%になることを想定しています。
(詳しい計算の内容は本を買って調べてみてください!)

ただし、味覚は個人や家庭によって違うので、「塩気の濃さが合わない」と思われた方は調整をお願いします。その際は少ない量から入れ始めてください。

どうして「小さじ1」と書かないのか

皆さんのおうちの塩はどんな塩ですか?一度見てみてください。
今回見ていただきたいのは、岩塩だとか、海水塩という製法ではなく、粒の大きさです。

何種類かの塩を使い分けておられる、こだわり派の方ならお気づきになると思いますが、塩は商品によって粒の大きさがまるで違います。大きな粒の「粗塩」からサラサラと小さな粒の「食卓塩」まで、目で見てわかる大きさの違いがあります。

これをスプーンですくったとき、粒が大きく、ゴツゴツしている塩は、塩同士の間にスキマができてしまいます。一方精製されてサラサラと小さな粒の塩はスキマなくぴったりとスプーンに入ります。

これでは同じ「小さじ1」でも、重さに違いが出てしまいます。
そのため、当ブログでは、塩をグラム単位で掲載します。

参考レシピがある場合は、出典を掲載します。

いつも考えていることがあります。「自分が作っているレシピの発想はどこから来たのか?」と。
思い返せば、カレーの本で読んだり、ネットで情報を得たり、ときには、スパイスカレー以外の料理本から知識を得たり。

自分の中で整理して、新たな解釈が生まれてはいるものの、発想がすべて自分のものとは限りません。そんな、私に発想のヒントをくださった方への敬意を表して、参考レシピは出典を掲載します。

レシピには著作権がありませんから、無言でパクってもなんら法的問題はありません。
だから、出典を掲載しなくともよい、という世の中です。

これをいいことに、個人のSNS等だけでなく、企業が手掛ける出版物でも平気でパクリが起きています。私も、このブログのレシピを一部だけ変えて利用した疑いのある出版物の存在を確認しています。

ですが、私はレシピは無言でパクっていいという世の風潮に断固として抵抗し、出典を明記します。
それは、なにより「自分のものでないアイデアを自分のもの」かのように喧伝することが恥ずべき行為だと、私自身に戒めているからに他なりません。

さいごに

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
このページは決意表明としても書きました。
皆さんのお役に立てるようなブログになれるよう努めたいと思います。

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