停止していたブログをリニューアルして再開します
こんにちは。ハセガワタクミです。
いつも「スパイスフルライフ」をご覧いただきありがとうございます。
さて、表題の通りですが、しばらくの間新規記事の更新を停止します(2023/10/31)。⇒徐々にではありますが、更新を再開します(2023/11/27)。
⇒ブログのコンセプトをリニューアルした上で、更新を再開します(2024/09/01より)。
新たなコンセプトは「そだてる、つくる、たべる」です。
自分で育てて、料理を作って、食べる。モノを「買う」ことに慣れすぎた自分を省み、作って→食べるからもう一歩踏み出して「そだてる」から生活を見つめ直したいと思い、新たなコンセプトを策定しました。
スパイス、カレー、そしてスリランカ料理など取り扱っていましたが、ここに「家庭菜園」と、スパイスだけに飽き足らず、「ハーブ」も加えて更新を再開します。スパイスを育てるのは気候的に難しいこともありますが、ハーブなら育てられます。食べるだけでない愉しみも見いだせるハーブに今は興味津々です。
早速ですが、家庭菜園に関して2024年夏の失敗と成功をまとめましたので、ぜひご覧ください。
ブログの更新停止と再開に関して転々としていますが、その顛末に関しましては、以下の内容の通りとなっています。
2023年10月:ブログ更新を停止した経緯
個人ブログを運営されている方々はすでにご存じだと思いますし、地域系のサイト運営者さんがこの件にまつわる投稿をされており、X(旧Twitter)でも広まっていたことから、ブロガーさん以外でもご存じの方もいらっしゃると思いますが、2023年10月のGoogleコアアップデート(Google検索のアルゴリズム変更)に伴い、Google検索において多くの個人ブログの表示順位が著しく低下し、企業系のページが上位表示されるようになりました。
⇒参考元(Google検索のコアアップデートによる影響とサイト閉鎖の検討について- 「変わりゆく町田の街並み」様 https://kawariyuku-machida.com/article/62204.html)
また、Googleアプリなどで見ることのできる、Googleによるおすすめ記事収集機能の「Discovery」に個人ブログが拾われにくく、というか拾われなくなるといったアップデートが行われました。
このブログもこの影響をモロに食らい、1日の訪問者がほぼ半減、PVは40%減になりました。収益は季節のこともあるので判断は微妙ですが、やはり減っています。
大抵、Googleのコアアップデートによる検索順位変動は、しばらくすると落ち着いてくるのですが、2週間経っても今回は回復の兆しが見えません。
⇒1ヶ月経ちましたが、ほとんど変わっていません。低空飛行のまま(2023/11/27)。
このブログを始めて2年間、皆さんのおかげでずっと右肩上がりで来ており、これからも成長していく前提で多少の出費は惜しまずやってきましたが、今回のコアアップデートで一気に1年以上前の水準に戻されてしまったことにより、ブログを続けるかどうかの岐路に立たされています。
ここが撤退タイミングなのか、ここで粘り強く戦って、あるかどうかも分からない「勝ち」をつかみ取りに行くのか……
これを判断するため、また別のことをやってみて新たな可能性を探るために、一旦更新を停止します(2023/10/31)。
⇒収益が落ちたとはいえ、1年のブログの維持費ぐらいは1ヶ月のブログ収益で賄えるので、ブログを消すことはありません。また、レシピ以外のカテゴリは再開します(2023/11/27)。
***ここから2023/11/27追記***
というのも、この1ヶ月、これまで足が向かなかった図書館で本を借りたりして、ブログを書いていた時間を丸々読書に充てていました。図書館のあまりの宝の山ぶりに興奮して、これまで手を伸ばしていなかったけど、興味がある分野の本(建築・宗教・経済……etc.)を色々読みました。本を読むのは好きなので、大変楽しい時間だったのですが、インプットだけでは身体がムズムズしてきて、どうにも何かを書きたくなってきたのです。その発散の場としてこのブログを残そうと思った次第です。
とはいえ、やっぱりここはスパイス系のブログなので、あまり趣旨から外れる記事は書けない……というのもあって、noteを開設しました。スパイス以外の料理系、日常系はこちらで書いていこうと思いますので、合わせてご覧ください。
ただし、この1ヶ月を経て、すっかりレシピを書くことの情熱は冷めましたので、これに関しては見切りをつけようと思います。今後は少なくとも、無料ではレシピを書きません。
***ここから2024/09/01追記***
「更新を再開する」と言っておきながら、ほとんどしていませんでした。noteに浮気をしたりもしていましたが、やはりSNS嫌いの僕にとって、SNS的性格の強いnoteは向かず、そちらの更新も途絶えてました。が、何もしていなかったわけではありません。
このブログで取り扱うテーマとして、これまでスパイス、カレー、スリランカ料理……とやってきた中に、家庭菜園とハーブを取り入れるための準備をしていました。
これまで何も育てたことがなかったのですが、昨年冬頃から家庭菜園の構想が膨らみ始め、春に庭を植木屋さんを呼んで大掃除したことをきっかけに着手しました。何も収穫できなかったもの、ちょっとだけ収穫できたけど上手くはいっていないもの、たくさん採れて二人暮らしには持て余したもの……まだひと夏の菜園運営ですが、色々経験できました。世にはすでにベテランの方々が役立つ農業の知恵を発信なさっているので、僕はそれをいかに学んだのか、成長記録としてご覧いただけるような内容を目指しています。
今年の夏の失敗と成功は↓の記事にまとめましたのでぜひご覧ください。
新規レシピの執筆も再開します
2020年冬から3年ぐらい、たくさんレシピを書いてきましたが、大変不快な経験をしたので、2023年10月に、一度筆を折りました。
ただし、これもブログのリニューアルに伴い、規模を縮小して再開します。
というのも、これからは過去のように詳細な計量に基づいたレシピ作成は行わず、大雑把なレシピを書いていきます。新規レシピ更新をやめている1年の間、ほとんど計量せずに料理をしてきたからです(むしろ、昔からそうしてきたので、元に戻っただけ)。
レシピ執筆を一度やめた訳
2023年7月に出版されたとある本で、レシピを書くモチベーションを大いに揺るがす出来事がありました。その出来事からモチベーションを保つのが困難になっていたところで、上述の通りGoogleコアアップデートがあり……ということで、一度は完全に心が折れました。
さて、レシピを書くモチベーションを大いに揺るがしたのは、「ネットに無料で転がっているものはタダで使ってよい」と思っている不届き者の存在です。
このブログを読んでいただいたうえで、レシピを「個人的に」利用されている方は、むろん例外です。いつもありがとうございます。
今回僕が業を煮やしたのは、僕のレシピをリスペクトの欠片もないやり方でパk……引用したレシピを1つならまだしも何個も本に掲載した某出版社。
レシピを見て参考にするのは大いにやってもらって構いませんが、換骨奪胎もロクにせず、自分のオリジナル要素を最後にちょこっとかけただけ。しかもその相性は「普通」。ふざけてんのか。
挙句の果てに僕が参考にしていると明言したレシピのほうを「参考にした」と書き(孫引きのような状態)、僕のブログは透明化。その辺のブログだから何も言わず、何も書かずによいと思ったのでしょう。残念ながらその本の売れた部数より僕のレシピのほうが読まれていると思いますが。
レシピに添えられた写真や文章には著作権があるものの、レシピそのものには著作権がないのをいいことに、レシピ業界はやりたい放題。パクったレシピを自分発祥かのように言って燃えているのを度々目にします。
そんな業界だって分かってはいたものの、やっぱおかしいですよ、この業界。
そんなに自分発祥って言いたいのかな?人間の習性として嘘をつくほうが合理的と判断しているのでしょう。バレなければ名誉は自分のものですから。でも、このご時世、すぐにバレますよ。ならば、最初から「ここは○○さんの考えです」と言ってしまったほうがずっと気楽ですし、堂々としていられます。現に僕はレシピでもそれ以外でも、そうしています。
↓僕はこのあたりの本を読んでそう考えるようになりました↓
そうやって、引用元、参考元を出している誠実な料理家さんもいらっしゃいますが、そもそも稀ですし、そうやって真面目にやればやるほど損をするような業界です。長期的に見ればそんな料理家さんが評価される……と思いたいですが。
得てしてそんな料理家さんたちは料理にオーバーな枕詞をつけないし、SNSなどの発信でも強い言葉をあまり使われませんから、某料理のお〇さんのように料理しない人でも知ってるレベルのメジャーシーンには出てこられません。知る人ぞ知る感があってカッコいいと思います。
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さて、そんなことがあっても、「ついにパクられるほどに有名になったかガハハ」と大きく構えていられたらよかったのですが、僕は生憎そんな広い心は持ち合わせていません。
出版社に詰め寄りましたが、「あなたのブログは見ていません(意訳)」との返事。言い逃れできないほど類似していても、トボければそれで終わり。しまいには「ウェブメディアは一切参照していない」などという、あからさまに過大な表現で否定してきました。そのほうがかえって怪しさを増すんだが……。
そんな感じで、その出版社の編集の返答はかなり詰めの甘いものだったので、その隙を突いて、苦しい言い訳を引き出すことはできましたが、出版社の人間にしてはお粗末な言葉選びに、ひどく辟易しました。
こんなことを企業が平気で行えるのも、やっぱり「ネットに無料で転がっているものはタダで使ってよい」という認識があるからじゃないかと。絵の分野はこの被害をかなり受けているのではないでしょうか。
そんな中でも、クックパッド等の影響で、「レシピはタダ」だという認識が我々には植え付けられています。しかも著作権はない。
それによくネットで「拾った」なんて言い方をしますが、あれもよくない。落ちてねーんだよ。誰かが誰か(自分自身も含めて)のために置いたんだよ。
個人が勝手にそう思うのは止められないから仕方ない部分もあるにせよ、企業がそんな認識でネットに置かれたものを勝手に使うなど、唾棄すべき行為です。
資本主義というシステム下で、しかも法に触れないんだからパクれるもんはパクる。それが正解、やったもん勝ちなんでしょうが、節度と人としての筋ってもんがあるでしょうが。てめえらの金儲けのためにレシピ書いてんじゃねえよ。
というわけで、普段から僕のレシピをお読みいただき、新たな味との出会いの場や、料理を考えるきっかけにしてくださっている方々に対しましては、感謝の念に堪えません。いつもありがとうございます。
しかし、不届き者がこの世にのさばっている限り、タダで企業に使いつぶされるレシピ制作にかかずらっている暇はありません。僕もっと他にやるべきことを見つけました。それが家庭菜園であり、読書であり、身体と頭、どちらも動かして人生を歩むことです。
これからは、菜園で採れたものを使ったレシピを小規模に、大雑把にご紹介します。これまで塩の重さまで計量したレシピをご提供していましたが、そもそも僕はこのブログを始めるまで計量して料理をしてこなかった人間なので、それに戻って大雑把に書きます。これから生まれるレシピは、これまでのレシピをご愛顧くださった方をがっかりさせてしまうようなものになるかもしれませんが、どうかご理解くださいませ。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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