一昨日は7時過ぎ、昨日は6時半過ぎ、今日はとうとう5時58分に目が覚めた(今日は二度寝したけど)。起きる時間が早まってきたらいよいよ夏がやってきた気がする。こんなふうに日を追うごとにだんだん起きる時間が早まっていき、そのうち5時になれば夏本番。夏は朝から暑すぎて、もはや布団で寝ていられなくなって目が覚める。冬ならこんなことありえない。いつまでも布団に入っていたいとおもって、ついつい気づけば9時を回ってしまうこともしばしばなのに、夏はもう、布団の中にいることに耐えられない。
接触冷感がなんだ、Nクールがなんだ、これらではもはや今の日本の夏の夜は乗り切れない。朝起きたら布団をかぶっていないことがほとんどである。それならば、もう枕と敷き布団だけ整れば、もう掛け布団なんていらない……と言いたいところだが、さすがにクーラーで冷えるからそれはナシ。クーラーが効いている時間は布団をかぶっておいて、タイマーをセットしておいたクーラーが切れたら、寝ているときの自分が勝手に布団を蹴り上げる。これでいい。
夏に早く起きるのは悪いことではない。暑くなりきる前に庭の野菜やハーブに水やりできるから。だいたい6時には水やりをして、収穫できるものがあれば収穫しておく。7〜8時にはもうすっかり暑くなってしまって、軽く作業するだけでも汗が出てくる。夏場は植物たちの成長が旺盛だから、剪定や誘引なんかをやっていると、思ったよりも時間が経ってしまうことがある。6時ぐらいに作業をスタートできれば、まだまだ気持ちよく作業ができるから、5時台に起きておくのは理想的なのである。
サマータイムとかいって、1時間時計の針を早めて活動する期間があるけど、もはや1時間早めただけでは日本の夏の暑さに追いついていない。植物を相手にするならなおさらである。僕の場合、春、秋がだいたい8時起きであるからして、それを基準にすれば3時間近くも時計の針を早めている。そして、冬になれば9時起きにずれ込んでいるから、夏と冬とで起きる時間に4時間も差が生まれる。むろん、寝る時間も変化していて、夏は早くて22時、冬は遅くて翌1時ぐらいに寝る。
会社員をしていれば年中一定のリズムを刻み続けないといけないのだけれど、僕にはとても無理だった。会社員時代は毎朝6時に起きていたけど、冬の6時なんてとても耐えられなかった。明らかに身体に変調をきたし、いずれ不眠になった。もうその会社は辞めてから6年かそこら経つけど、その反動か、一年を通して均した生活リズムを刻むということができなくなった。日の出が早ければ早く起き、日の出が遅ければ遅くまで寝る。社会のリズムではなく自然のリズムにしか、今の僕は合わせられなくなった。
どうも僕は均すということができない。起きる時間は季節によって変化するし、精力的に動ける日もあれば、全く動けなくなる日もある。数学では赤点を取り、国語では90点を取る。こんな感じで偏ったものばかりで僕は構成されている。そんなメチャクチャなリズムの中でも、唯一同じリズムを刻み続けているのが一汁一菜である。これだけはなぜかずっと続けられるし、アンバランスなものが多い僕の中において、一汁一菜だけがどっしり構えて安定感をもたらしてくれている。
むろん、味噌汁の中身は季節によって随時変わる。冬場にナスやピーマンを味噌汁に入れないし、夏に大根の味噌汁なんてほぼほぼ作らない。だけど、型があれば中身は変えたって続けていられる。その柔軟性あってこそ、一汁一菜がかえって安定するのである。
始業時間はずっと一緒だけど、毎日食べるものは変えたいというのが世間一般かもしれないが、僕は、起きる時間は季節によって変えたいけど、毎日食べるものは一緒でもいいとおもっている。こうして、人は一定と不定のバランスをとって生きている。じゃあ、一汁一菜でバランスを取るのをやめればずっと同じ時間に起きられるのか……そんなわけなかろう。バランスの取れていない僕の人生が、一汁一菜によって安定がもたらされ、ようやく人間のふりができていると言ってよい。僕から一汁一菜を取って仕舞えばそれでお終いなのである。
関連百汁百菜
今回の一汁一菜

2026/04/05分
春キャベツのとん平焼き
ブロッコリーとぶなしめじの味噌汁
なすの浅漬け
春キャベツとブロッコリーは自家製。ブロッコリーの茎が長すぎて茶碗からはみ出した……
お好み焼き定食も焼きそば定食もアリなのだから、とん平焼きにだってご飯をつけたっていい。






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