はじめに
クローブと干しキノコの芳醇な香りで満たされる。
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回は、自家製の干しキノコを使い、シャキシャキとした食感と濃厚な旨みを愉しむ炊き込みご飯、「自家製干しキノコとベーコンの炊き込みご飯」をご紹介します。
干しキノコとベーコンからダシが出て、芳醇な旨みがご飯に染み渡るから、このご飯だけで何杯もイケてしまいます。
口に運んだときから、食後の余韻まで常に香り高く、味だけでなく風味でも満たされる一品になりました。
※2023/7/12:写真を差し替えました。
このレシピについて
以前、自家製干しキノコのキーマカレーを作ってからというもの、すっかり干しキノコに味を占めた私。今度は炊き込みご飯にしてみました。
干しキノコがさながらスパイスやハーブの如く香り立ち、炊いている途中から愉しませてくれます。
そんな干しキノコの香りが、ベーコンの燻製香と合わさればもう堪りません。
シャキッとした食感の干しキノコが小気味よく、ブロックベーコンの締まった肉感からあふれる旨みが食欲そそります。
香りと味の濃厚さから、ブロックベーコンを使うのを強くおススメします。
(今回はロピアのブロックベーコンを使いました。お近くにある場合はぜひ)
また、玉ねぎにクローブを刺して炊くことで、ほのかにクローブの香りを行きわたらせ、干しキノコの香りを後押し。芳醇な香りが鼻腔をくすぐります。
玉ねぎ自体も甘〜く、全体的にオトナな味わいの中、その美味しさが際立ちます。
炊飯器の通常炊飯モードで炊きましたが、しっかりおこげも確認。
醤油の香ばしさも加わって、もはや無敵といえる炊き込みご飯となりました。
この炊き込みご飯でおにぎりつくってお弁当にしたら、なんと幸せなことか……!
自家製干しキノコとベーコンの炊き込みご飯の材料
【材料(3~4杯分)】 ・ぶなしめじ・・・・・・100g →乾燥後40〜60g ・ブロックベーコン・・・100g ・玉ねぎ・・・・50g ・クローブ・・・3本(玉ねぎの背に軸を刺す) ・米・・・2合 ・水・・・炊飯器の2合の線まで ・塩・・・・・・2~3g (キノコがカラカラに乾いている場合は2g、まだぷっくりしている場合は3g) ・淡口醤油・・・大さじ1 〈仕上げ〉 ・ブラックペッパー・・・お好きなだけ ・刻みネギ・・・・・・・お好きなだけ
自家製干しキノコとベーコンの炊き込みご飯の手順
0.(事前準備)
ぶなしめじを干す。
ぶなしめじは石づきを取り、子房にほぐしたら、ザルに広げて晴れた日に6~8時間天日干しする。
きのこのメーカーによって少々仕上がりが違うと感じたのでメモ。
・ホクト→軸の部分がぷっくりしていて水分が多いのか、6~8時間天日干しても、少々ぷっくり感は残ります(十分味は濃くなっています)。
・雪国まいたけ→軸の部分がホクトよりも細めで、6~8時間天日干しすると、結構カラカラに干せます。
個体差、季節の差もあると思いますが、ご参考までに。
1.米を洗い、夏場は30分、冬場は1時間浸水する。
ザルに上げて水気を切り、炊飯器の釜に米、2合の線までの水、塩、淡口醤油を入れてよく混ぜる。
その後、0.で干したぶなしめじ、1cm弱の厚みで拍子木切りにしたブロックベーコン、クローブの軸を刺した玉ねぎを載せて、通常炊飯モードで炊飯する。
2.炊きあがったら、玉ねぎを取り出し、クローブを抜いて食べやすい大きさに刻んだら、炊飯器に戻し入れ、よく混ぜる。
茶碗に盛り、ブラックペッパーと刻みネギを好みの分だけかけて召し上がってください。
今回の献立
この炊き込みご飯と一緒に食べたスープのレシピもご紹介。
ケールのコンソメスープ
【材料(2人前)】
・ケール(カーリーケール)・・・150gぐらい
・にんじん・・・・・・・・・・50gぐらい
・水・・・・・・・・・・400cc
・コンソメキューブ・・・1個
・塩・・・・・・・・・・2g
・卵・・・1個
【手順】
1.にんじんはダイスカットにして、耐熱ボウルに入れてラップをかけ、500wのレンジで2分チンする。
2.鍋に水、コンソメキューブ、塩、1.のにんじん、刻んだケールを入れて煮る。
3.ケールが柔らかくなったら、味見をして足りなければ塩を補う。
溶き卵を流し入れてふんわり固めたら完成。
スパイス×炊き込みご飯のレシピ特集
↓桜エビとダシの旨みが染みこんだたけのこご飯に、バターとブラックペッパーを香らせて。
↓じゃがいもの甘みがご飯に染みて、じんわり広がる美味しさが嬉しくなる炊き込みご飯。
↓大根を余さず使える菜飯には、練り辛子を添えて食べるとさらに美味しく。
おわりに
干しキノコ×ベーコン×クローブがガッチリ手を組んで、芳醇な香りが広がる、ちょっとオトナの炊き込みご飯となりました。
キノコを干す時間が必要だったりしますが、炊飯器で炊けるのもあり、基本的に放っておくだけで香り高いご飯が完成しますから、気楽に作ってみてください。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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