はじめに
シャキふわ甘っの三拍子。
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回は、キャベツとちりめんじゃこを和えたものを春巻にし、クミンを混ぜた酢でいただく、簡単ながら、変わり種なレシピのご紹介です。
蒸し焼き状態になったキャベツの甘みと、じゃこの塩気がたまりません。
このレシピについて
先日の餃子に続き、点心熱が高まっている中、春巻を作ってみたいと思っていたところ、「dancyu」2022年1月号の特集、「新しい家中華」で読んだ、「紫キャベツ”だけ”春巻き」がシンプルすぎる発想ながら、なかなか見かけないレシピと強く印象に残っていたので、参考にしてキャベツの春巻を考えてみました。
キャベツと、何かあと一つだけ具を混ぜたいなと思っていたところ、最近旨み出しの食材として色々使っている「ちりめんじゃこ」が冷蔵庫にあったので、これを和えて揚げてみました。
いざ口に運ぶと、蒸し焼き状態のキャベツのなんと甘いこと。
そしてちりめんじゃこの塩味、食感、旨みもよく立って、醤油いらずの想像以上の美味しさでした。
そのままでは飽き足らず、キャベツと相性の良いスパイス「クミン」を溶かした酢でいただいてみることに。
すると、キャベツの甘みがさらに引き立つだけでなく、酢のおかげで油っこさが切れてパクパク行ってしまいました。
キャベツとじゃこの春巻のポイント
醤油いらずでそのままどうぞ
キャベツの甘みに、じゃこの旨みと塩気が合わさって、充分味がついています。醬油はつけずにそのまま、まずは一口どうぞ。
そして、クミンを溶かした酢で食べればすっきり軽やかに。
クミンのどっしりしつつも抜け感ある香りが、キャベツの甘みを引き立てます。
その他、コリアンダー酢でも美味しいですが、クミンのほうが、酢と合わせたときにクセが少ないのでおススメです。
練りからしも合わさればパーフェクト!
キャベツの入れすぎ注意!
春巻を巻くときは、皮に対して、ちょっと少な目の量のキャベツを乗せてください。
たっぷり乗せてギュッと巻くと、切ったキャベツの角や、ちりめんじゃこの尖った部分が皮に当たって破けることがあります(破けました)。
ゆとりを持った量で、少しふんわりめに巻くのがコツです。
キャベツとじゃこの春巻の材料
【材料(3~4本分)】 ・キャベツ・・・・・・100g~ ・ちりめんじゃこ・・・20g ・塩・・・・・・・・・1g ・春巻きの皮・・・・・3~4枚 〈クミン酢〉 ・酢・・・・・・・・・小さじ2 ・クミンパウダー・・・小さじ1/4(約0.6g) ・練りからし・・・お好きなだけ
キャベツとじゃこの春巻の手順
【手順】
1.キャベツを少し太めの千切りにする。
2.ボウルでキャベツ、ちりめんじゃこ、塩を混ぜ、春巻きの皮で巻く。
あまり多くキャベツを入れてギュッと巻くと皮が破けてしまうので、皮に対して余裕を持った量を巻いてください。
3.180℃に熱した油で3〜4分ほど、こんがりと揚げる。
4.クミンと酢を合わせたものにつけたり、練りからしとご一緒にどうぞ。
粉から練ったからしは香りが一段と引き立ちます。
スパイス×中華
中華……にしてはイタリアンが混じっている気がしますが、点心繋がりでご紹介。
豚ひき肉とほうれん草の旨みを引き立てるナツメグとニンニクが効いた餃子をトマトとハーブのソースでさっぱりと。
五香粉とクローブの香りが豚肉の旨みを引き立てつつ、後味軽やか。パクパク進みます。
桜えびとキャベツの卵焼きほか、鶏肉とネギのカシューナッツ炒めをご紹介。この春巻とぜひご一緒に。
おわりに
キャベツを切ってちりめんじゃこと和えて巻くだけという、驚くほど簡単なのに、キャベツの甘みを存分に味わえるレシピです。
クミン酢につけると、甘みは引き立ち、だけどすっきり。
ただの酢だけでは引き出せない風味が魅力です。ぜひご一緒に。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
参考レシピ:「dancyu」2022年1月号 -プレジデント社 山本亜由美さんのレシピ
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