バジルが決め手の夏のハンズオフじゃがオクラカレー

スパイスカレー

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「扇風機と風鈴」で形容されるような長閑な夏はどこへやら、もはや「クーラーと日傘」が夏の風物詩となるほどの殺人的な暑さでございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は夏でも食欲減退知らずで、むしろ夏野菜の美味しさに食欲がいや増すばかりでありますから、具材ゴロゴロとしたカレーなど食べたいと思いまして久々のハンズオフカレーです。
この暑さの中、火の前に立ち続けるなんて考えられないので、玉ねぎ炒めに釘付けにならないハンズオフカレーは夏にこそ向いているといえるでしょう。

どんな具材でいくか……と家(と庭)にある野菜を眺めてみると、じゃがいもは家で採れたものがまだ残っていました。皮ごと使うことで煮崩れせず、ゴロンゴロンのじゃがいもを頬張ることができます。
オクラはまだ家で収穫できていないので、これは買ってきたものを使います。

↓庭から掘ったじゃがいもについてはこちらの記事で。

そして、今回のカレーの決め手に使いたいのはバジル。ハーブカレーを通過したことで、積極的にハーブをカレーに使うようになってきた今日この頃。スープカレーではドライバジルが多勢ですが、こっちは生のバジルを使います。

去年は虫に食われて欲しい時に収穫できなかったバジルですが、その反省から今年は植えまくり、欲しい時にはいつでも採れるという状況になっています。外で育てるなら、最低でも5株は必要ですね〜

では、作っていきましょう。

じゃがオクラチキンカレーの材料

【材料】(2〜3人前)
・鶏もも肉・・・・250gぐらい
・じゃがいも・・・200gぐらい
・塩コショウ・・・下味に軽く振る
・オリーブオイル・・・大さじ1〜

・クミンシード・・・ひとつまみ
・にんにく・・・2片(包丁の腹で潰す)
・しょうが・・・親指の先ぐらい(包丁の腹で潰す)
・玉ねぎ・・・・150g(ザク切り)
・トマト・・・・100g(ザク切り)
・塩・・・・・・6g(具材の量を見て加減する)

〈パウダースパイス〉
・クミン・・・・・・・・6g
・コリアンダー・・・・・2g
・ブラックペッパー・・・2g
・カイエンペッパー・・・1.5g
・フェヌグリーク・・・・1g
・ターメリック・・・・・1g

・オクラ・・・・・・5〜6本(半分に切る)
・水・・・・・・・・200cc
・顆粒ブイヨン・・・3g
・バジルの葉・・・・ひとつかみ

じゃがオクラチキンカレーの手順

1.鶏もも肉は1枚を8等分ぐらいに切り、塩コショウを振る。
じゃがいもは一口大に切る。皮ごと使う場合はよく洗っておく。

フライパンにオリーブオイルを敷き、皮目を下にして鶏もも肉を置いたら中火にかける。皮に焼き目がついてパリッとしてきたらひっくり返し、じゃがいもも加えて焼く。
じゃがいもに油が馴染んで軽く焼き目がついたら、油を残して皿なりボウルに取り出す。

2.フライパンに残った油はカレーを煮込む鍋に移す。クミンシード〜ターメリックまでの材料を順番に鍋に重ねながら入れる。

密閉できるフタがあればフライパンのままでもよいですが、口が広いと具材の層が薄く広くなってしまうので、片手鍋をおススメします
スパイスはまとめてどさっと。

フタをして中火にかけたら、5分間煮る。このときだけは焦がさないように近くで見張っていてください。トマトと玉ねぎの水気が程よく飛んでいたら、一度火を止めてフタを開け、1.で焼いた鶏肉とじゃがいもを鍋に重ねて入れる。
さらにオクラと水、顆粒ブイヨンの素を入れてもう一度フタをし中火にかける。グツグツいい始めたら少し火を弱めて10分煮る。

3.フタを開けてバジルの葉を入れ、またフタをして弱めの中火で5分煮る。フタをしたまま5分ほど置いて味を馴染ませる。
味見をして、足りなければ塩を補う。

*****

ほっくりとしたじゃがいもに、煮えたオクラがとろ〜っと絡んでうまい!
皮に焼き目をつけた鶏肉からは香ばしさを感じ、折り重なるスパイスの香りの奥から出てくるバジルの風味が冴え、どんどんライスが吸い込まれていきます。バスマティと日本米のミックスにして正解。
包丁の腹で潰したにんにくはゴロッとしていて、当たればラッキー。

やはりハーブが入るとカレーの食後感が変わります。
他にはミント入れたりするのもいいだろなー。
ヨーグルトないしはライタを添えてもいいでしょう。

さて、ハンズオフといいつつも結構触っていますが、個人的な印象としてじゃがいものスパイスカレーは味がボケやすいので触らずにはいられませんでした。
水野仁輔さんの「スパイスカレー新手法」内でいえば、「応用パターンC ふたをして蒸し焼きにし、加水する」と「応用パターンE 仕上げに野菜やハーブを混ぜる」をミックスしています。
冬ならば穏やかな味でほっこり、でもいいのですが、やはり夏はエッジの効いた味でキリッと活を入れたいもの。
最初に鶏肉と炒めておくことと、にんにく、しょうが、玉ねぎ、トマト、スパイスたちだけを水無しで煮て、バシッと味を締めておくのが美味しさの秘訣です。

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おわりに

夏に玉ねぎと一生懸命向き合うとぶっ倒れてしまいますから、ハンズオフカレーなり、ハーブカレーなり、スリランカカレーなりで、玉ねぎ炒めを回避しつつうまくやりくりしていきましょう。もうインスタも見ていないし、周りにカレーを作る知人もいないので、未だに玉ねぎ炒め至上主義的な空気が流れているかは分かりませんが、いろんな作り方が広まる今では、玉ねぎ炒めに囚われる意味というのも薄いのではないでしょうか。

ハーブを取り入れるとハンズオフカレーもまた一段と面白くなってきました。まだまだいろんなハーブを取り入れつつ作っていこうと思います。ではまた。

参考:『スパイスカレー新手法』水野仁輔 パイ・インターナショナル

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