はじめに
バスマティライスを長く、たくさん楽しむために。
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回は私がスリランカカレーといつも一緒に食べているライスについてです。
それはバスマティライスと日本米を混ぜて炊いたものなのですが、パラパラ感としっとり感を両立しつつ、腹持ちも良いです。
やや高価なバスマティライスを節約するだけでなく、炊飯器で手軽に炊けるので非常に重宝しています。
スリランカカレーのときだけでなく、ネパールのダルバートや、南インドのミールスのときにも炊いてみてください。
なぜ混ぜるようになったのか
スリランカカレーを始めたときはバスマティライスだけで食べていたのですが、あんまりにもたくさん食べられるので、家にあったバスマティライスの在庫が空っぽに。
スルスルと入っていき、たっぷり食べても胃に来ないのは嬉しいのですが、日本米と比べると高価なバスマティライス。日本米以上のペースで食べていれば懐が一気に冷え込みます。
これではいかんと、どうにかできないか色々探していたら、久しぶりに開いた「dancyu」2021年8月号にそのヒントがありました。
そこに載っていたのは、本田遼さんのダルバート特集記事で、バスマティライスと日本米を2:1で混ぜて炊いているとのこと。
試しに炊いてみたら、大変な湯取りをしなくていいし、フワ&パラなのに、しっとり感があって美味しいし、バスマティライスを長く楽しめるようになって最高のライスでした。
ある時からパタッと減らなくなった日本の米も食べられるので、個人的には一石四鳥。
非常に助かっています。
バスマティライスと日本米を混ぜて炊いてみよう
湯取りが下手くそな私
バスマティライスといえば、湯取り法といい、まるでパスタを茹でるかのように米を茹でてザルに上げる調理法があるのですが、私はこれを非常に苦手としています。
ベチャっとなるときもあれば、ボロボロに崩れるときもあり、散々な思いをしてきました。
なので、湯取り法はビリヤニを炊くときぐらいしかやらなくなっていました。
ひとえに私の下手くそさを呪うわけでありますが、炊飯器で炊けるとなれば、カレーを作るほうのモチベーションも上がるというものです。
余談:レンチンバスマティライスについて
同じ「dancyu」2021年8月号には、稲田俊輔さんのレンチンで出来るバスマティライスが紹介されていて、湯取りが下手くそな私は専らこの方法でバスマティライスを炊いていました。
ただし、一回にできる量がそんなに多いわけではなく、高頻度でカレーを食べているとサイクルが回らなくなってきたので、日本米との混合炊きに踏み切りました。
米の比率について
本田遼さんが紹介していた比率は2:1で、私も普段はこの比率で炊くのですが、バスマティライス2合:日本米1合で炊くと、かなりの量が炊けます。
20代男性(私)が食べる量で4~5食分ぐらい。
保存容器に入れて冷蔵庫に入れ、だいたい3日のうちに食べきる感じです。
私のように高頻度でカレーを食べる方や、ご家族で食べるならこの量でも大丈夫(むしろ、足りないかも)ですが、たまにカレーを食べるような、1人~2人暮らしの方では多すぎるかもしれません。
1:1でも炊いてみた
なので、試しに1合ずつの1:1で炊いてみましたが、カレーと共に食べている限りは、そこまで大きな違いはないように感じられます。しっとり感も決して強く出ることもなく、かなりパラパラだったので、1:1の割合もおススメです。
日本米の品種については、粘りがやや強めのコシヒカリでも美味しく炊けているので、気にしすぎなくてもよいのかもしれません。
さらに1:2でも炊いてみた(2022/07/14追記)
バスマティライス1に対し、日本米2の比率でも炊いてみました。
それでもほどよくパラパラ感があり、なおかつ、日本米の粘りも少し感じられる食感。
長米種に挑戦したいけど、パラパラの米はちょっと……という方の入り口にピッタリな比率だと思います。
もちろん、普段使いにもOK。食べ応えがあります。
バスマティライスと日本米の混合炊きの方法
【材料(2:1の場合)】
・バスマティライス・・・300g
・日本米・・・・・・・・1合(約150g)
・水・・・・・・・・・・炊飯器の3合の目盛りまで
【材料(1:1の場合)】 ・バスマティライス・・・150g ・日本米・・・・・・・・1合(約150g) ・水・・・・・・・・・・炊飯器の2合の目盛りまで ※それぞれの米2合ずつの計4合も炊けます(水は4合の目盛りまで入れてください)
【材料(1:2の場合)】 ・バスマティライス・・・150g ・日本米・・・・・・・・2合(約300g) ・水・・・・・・・・・・炊飯器の3合の目盛りまで
クローブやカルダモンなどのスパイスを好みでどうぞ。
ただし、炊飯器に香りが移る可能性があるので注意。
【手順】
1.日本米は4回ほど水を替えながら洗って水を切る。無洗米の場合は一度水にくぐらせて水を切る。
バスマティライスは洗わなくて大丈夫です。
2.炊飯器にバスマティライスと洗った日本米を入れ、水を規定の目盛りまで注いだら、お急ぎモードで炊飯する。
3.炊きあがったらすぐにかき混ぜ、保温を切る。
余ったライスは小分けにして保存容器に入れ、食べるときにチンする。
200gずつ分けた場合、500wのレンジで2分~2分30秒が目安です。
参考:「dancyu」2021年8月号-プレジデント社 本田遼さんのダルバート特集記事「はじめてのダルバート。」より
一緒に食べたいスリランカカレー
出汁の旨みと、ソリッドな辛みでライスをたくさんかきこみたくなるチキンカレー。これのせいでライスの在庫がどんどんなくなります。
豚肉の濃い味わいに香味が重なれば、ライスがどんどん無くなります。サラサラ気味に仕上げるのが好み。
豆のカレーでもライスが進むのだから、スリランカ料理は恐ろしい。
それでもライスが余ったら……
スリランカカレーは本当によくライスが進みますが、それでもこの炊き方だとたっぷり炊きあがるので、余ってしまう場合もあると思います。
そんなときには、スリランカ流のチャーハン、「フライドライス」にするのがおススメ。
カシューナッツやたっぷりの野菜で食感もボリュームもたっぷり。カイエンペッパーとブラックペッパーで食欲そそる辛みがつき、普段とは違うチャーハン体験に。
かつお節で味を決めるのがポイント。
*****
そんなフライドライスをさらにアレンジ。砕いたチキンラーメンのザクザク感と、ちょっとジャンキーな味わいが堪らない「チキンラーメンのフライドライス」のレシピもどうぞ。
おわりに
ちょっと貧乏くさい話になってしまいましたが、本当にバスマティライスだけだと無限に食べられてしまうので、日本米を混ぜてブレーキをかけることが必要だと私は思っています。
この方法を知ってから、バスマティライスを長く楽しめ、炊飯器で手軽に炊けるようになったので、スリランカカレー生活が非常に捗るようになりました。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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