こんなあなたに作ってほしい!
- スパイスからオーソドックスなビーフカレーを作ってみたいあなた
- じっくり煮込んだカレーが好きなあなた
- こだわりのカレーを作りたいあなた
はじめに

こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。今回はスパイスから作る、王道の煮込みビーフカレーをご紹介します。
ビーフカレーといえば、関西の家庭のカレーのイメージ。私ハセガワタクミ(カルダモン26)も関西の人間ですので、家のカレーといえばビーフカレーでした。
そんなわけで、「カレーといえばビーフでしょ!」という強いイメージを持っていた自分ですが、スパイスカレーを作り始めると、あんまりビーフカレーのレシピを見かけないことに気づきます。
Googleの検索にかけると、桁が一つ少ない。
「スパイスカレー チキン」で16,400,000件。
「スパイスカレー ビーフ」で4,370,000件。
インド人の多くを占めるヒンドゥー教徒は牛肉を食べないので、さもありなん。
あと、やっぱり値段が高いからでしょうか。自分もめったに買いません。でも、スーパーで激安の牛肉を発見!
そんなわけで、このブログでもまだ取り扱っていなかった「ビーフカレー」に挑戦。
じっくり煮込んでも香りが残る、シナモンとクローブを中心に据え、パウダースパイスは、オーソドックスな香りのもの。
煮込むことで、パウダースパイスそれぞれの香りの特徴は薄れますが、角が取れて食べやすい香りになります。
隠し味があれこれ入れられるビーフカレーのレシピが多い中、基本的な食材と調味料だけで作るストロングスタイルのカレーは、食材の旨みが溶け合った素直な美味しさ。
使ったのは、100gあたり170円ぐらいの外国産牛肉ですが、見事に化けます。
オトナのこだわりビーフカレーとして、週末に作ってみるのはいかが。
ビーフもいいけど、まずはチキンからでしょ!というあなたには、こちらの王道レシピもおススメです。
煮込みビーフカレーの材料
【材料(2〜3人前)】カッコ内の小は小さじを指す ・牛肉・・・200g(お好きな部位) カレー用肉、ステーキ肉、ほほ肉など…… ・塩・・・・2g ・ブラックペッパー・・・10粒(ミルで挽く) ・小麦粉・・・小さじ1 ・油・・・・・・・大さじ1 ・玉ねぎ・・・・・200g(0.5cm以下の薄切り) ・脱水用の塩・・・2g ・差し水・・・・・50cc ・セロリ・・・・・100g(みじん切り) 〈GGペースト〉 ・にんにく・・・10g(すりおろし) ・しょうが・・・5g(すりおろし) ・水・・・・・・100cc ・ホールトマト缶・・・・150g ・塩・・・・2g ・砂糖・・・小さじ1 〈スタータースパイス〉 ・カルダモン・・・・・・・3粒(サヤを潰して中を使う) ・シナモンスティック・・・1本 ・クローブ・・・・・・・・6粒 〈パウダースパイス〉 ・クミン・・・・・・・・5g(小2) ・コリアンダー・・・・・5g(小2と1/2) ・カイエンペッパー・・・2g(小1) (辛いのが苦手な方はパプリカに換える) ・ターメリック・・・・・1g(小1/2) ・フェヌグリーク・・・・1g(小1/3) パウダースパイスはカレー粉(大さじ1程度)に置き換えても。 〈仕上げのスパイス〉 ・ガラムマサラ・・・・・2g(約小1) ・水・・・300cc
煮込みビーフカレーの手順
【手順】
1.牛肉は小さめの一口大に切り、塩、ブラックペッパー、小麦粉をまぶしておく。

2.フライパンに油と〈スタータースパイス〉を入れ、弱めの中火で加熱する。シナモンスティックから泡が出て、香りが立ってきたら、強めの中火にして玉ねぎと脱水用の塩を入れて広げ、2〜3分放置する。端から焦げてきたら混ぜ合わせ、差し水をして、茶色を全体に広げる。


3.差し水の水分が飛んできて、また玉ねぎが色づき始めたら、〈GGペースト〉とセロリを入れ、水分を飛ばしながら玉ねぎをつぶす。水分が飛び、にんにく、しょうが、セロリの香りが立ってきたら、1.で下味をつけた牛肉を入れ、肉の色が変わるまで炒める。



4.弱火にして〈パウダースパイス〉を入れ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜ合わせる。その後、中火にしてホールトマト缶を入れ、よくつぶしながら水分を飛ばし、なじませる。



5.水を入れて沸騰させたら、弱火にしてフタを少しずらして置き、45分煮込む。途中で数回かき混ぜる。

6.砂糖を入れて中火にし、5分煮込んで水分が飛んだら、味見をして、足りなければ塩を補う。シナモンとクローブを取り出したら、最後にガラムマサラをかけて完成。

今回のピックアップスパイス
クローブ

牛肉といえばのこのスパイス。甘い香りがカレーに贅沢感を与えてくれます。
ただ、そのままでは香りがキツいので、同じく甘い香りのシナモンと一緒に使い、マイルドにすることをおススメします。
おわりに

奇をてらわず、オーソドックスに作り上げた煮込みビーフカレーは、溶け合った野菜の旨みと、牛肉の脂が一体となり、贅沢感のある一品に仕上がりました。
塩と砂糖だけのストロングスタイルで作り上げたので、皆さんの自慢の隠し味など、改造の余地があるレシピとなっているので、その叩き台としてもぜひ活用していただきたいです。
出来上がってすぐは、シナモンの香りが強く感じられるかもしれませんが、少し寝かせると、味も香りも落ち着いてまとまりが出てきます。ぜひじっくりと作ってみてください。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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