辛くてシビれて香ばしい“クミンシード香る火鍋”

スパイスおかず

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こんにちは。ハセガワタクミです。
今回は、冷える時季や体調を崩しやすい季節の変わり目に身体がシャキっと“ととのう”辛くて旨い「クミン火鍋」をご紹介します。

最初は豚しゃぶをつけダレに絡めつつ愉しみ、豚肉の旨みが溶けたスープで煮えた野菜を後からいただきます。
最初は辛くて痺れて香ばしくて……と、刺激が先行するスープですが、鍋の中身が育ってくると野菜が猛烈に旨くなるスープに変化していきます。
〆の麺の頃にはたまらない美味しさに。気長に鍋を育ててください。

注意!

正直かなり辛いです。辛いのが苦手な方は作らないでください。
また、辛いものがある程度食べられる人でも、腹の中が燃え上がったり、翌日のおしりがとんでもないことになりかねないので、牛乳や飲むヨーグルト、あるいは野菜ジュースなどを先に飲んで胃に膜を張ったり、整腸剤を飲んだり、対策をお願いします。

このレシピについて

何年か前、カルディの火鍋の素を使った鍋を食べたことがあるのですが、そのときのクミンシードがかなり印象的でした。
近頃は猛暑から一転、急に冷えて身体が悲鳴を上げ始めたので、こんな季節の変わり目には、汗をブワッとかいて“ととのう”ような鍋を食べようと、自宅でも作れる簡易版の火鍋を作ってみました。

材料が多いですが、焦がしさえしなければ、順番に入れていくだけなのであまり難しくはないと思います。

まずは豚をしゃぶしゃぶ。酸っぱ旨いタレにつけていただきます。
辛旨で汗が噴き出るけど、それがクセになって箸が止まりません。
タオルを首に巻いて準備万端。どんどん食べ進めましょう。

具は何でもOK。家に余った野菜を入れて食べきるのもおススメ。
だいたい何を煮ても美味しくなります。私は余ってたナスを突っ込みましたが、トロ旨に煮えてなかなか美味でした。

ただ、これだけは入れてほしいという、特におススメの具は油揚げ。
じゅわーっとスープを吸った後半の油揚げは堪えられない味わいです。

今回メインのクミンシードはあるとないとで大違い。煮ている段階から香ばしく、食欲そそる香りが漂います。具材に絡めば、香ばしさでさらに食欲刺激!痺れる花椒と共に噛み締めて刺激を楽しみましょう。

〆はやっぱり中華麺。
残ったクミンシードも、麺と一緒に啜り上げて堪能しきって。

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クミン火鍋の材料

【材料(2人前~)】
〈鍋スープ〉
・油・・・・・・・・大さじ2
・鷹の爪・・・・・・3~4本(辛いのが好きなら種ごと)
・花椒・・・・・・・0.5g(ホール)
・クミンシード・・・2g

・豆板醤・・・・・・14g(約大さじ1)
・にんにく・・・・・5g(薄切り)
・しょうが・・・・・10g(千切り)

・カイエンペッパー・・・2g(約小さじ1)
・ブラックペッパー・・・2.5g(約小さじ1)

・鶏がらスープの素・・・5g(約小さじ2)
・水・・・・600g
・塩・・・・2g
・醤油・・・17g(約大さじ1)
・酒・・・・15g(約大さじ1)

・花椒パウダー・・・お好きなだけ

〈具材〉
・豚肉・・・・・200g〜(しゃぶしゃぶ用がおススメ)
・豆腐・・・・・200g〜
・油揚げ・・・・50g
・キャベツ・・・200g〜
・きのこ・・・・50g〜
・ネギ・・・・・50g〜
 etc.

〈つけダレ〉
・オイスターソース
・黒酢
・ごま油
 適当に1:1:1ぐらいで混ぜる

※プラスαでどうぞ
・クローブ・・・3~4粒目安
・八角・・・・・1個目安
・五香粉・・・・1~2g目安
・クコの実・・・お好きなだけ

クミン火鍋の手順

1.フライパンに油と鷹の爪、花椒(ホール)、クミンシードを入れて弱めの中火にかける。
鷹の爪の種はお好みで。辛いのが好きなら入れてしまいましょう。

スパイスを焦がさないようにじっくり熱し、クミンの香りが立ってきたら、豆板醤を入れて焦がさないように熱する。
油が赤く染まって豆板醤の香りが立ってきたら、にんにくとしょうがを入れてさらに熱する。

にんにくとしょうがの香りが立ってきたらカイエンペッパーとブラックペッパーを入れて弱火にし、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。

2.鍋に鶏がらスープの素、水、塩、醤油、酒を入れて火にかける。
沸いてきたら1.のフライパンの中身を油ごと全て入れる。

スープが馴染んできたら、具材の中で火の通りにくいもの、あらかじめ煮ておきたいものを入れて煮込む。

3.具材に火が通ったら、花椒パウダーを好きなだけ振りかける。
私はここにクコの実も加えました。
食卓に持っていき、カセットコンロでグツグツ煮込みながら食べ始める。

4.まずは豚肉をしゃぶしゃぶして〈つけダレ〉に絡めていただき、野菜が煮えて鍋が育ってきたら野菜をいただきます。

ラム肉のしゃぶしゃぶもアリですね
煮えたしょうがの旨さにも注目

〆はやっぱり麺。
サリ麺みたいなものがなかったので、今回は「マルタイラーメン」を使いました。
麺の味と風味がしっかりしていてスープのパンチに負けない美味しさがあったのでおススメです。

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おわりに

最初は鍋の中身が育ってないから、物足りなさがあるかもしれません。そこは〈つけダレ〉で旨さを担保しましょう。
ですが、豚の旨みが溶け、野菜が煮えて味がしみ込んでくるともうたまらない味わいになります。
秋冬の夜長に、お酒でも片手にじっくり愉しんでください。

ここまでご覧いただきありがとうございます。

参考レシピ
・レシピの大枠、つけダレの参考:「四川料理のスゴい人 自宅でつくる本格中華レシピ」三才ブックス – 人長良次さんのレシピ「四川火鍋」より
・スープの組み立て:「ミニマル料理」柴田書店 – 稲田俊輔さんのレシピ
「必要充分鍋」より

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