ハンバーグの日はいつも「わかめのみそ汁」~ごく普通のハンバーグのレシピ~

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かつて「ハンバーグの日はみそ汁」、しかもわかめのみそ汁と我が家では決まっていた。
亡き母はなんでこんな決まり事にしていたのか?
昔ながらの洋食屋、あるいは定食屋の「ハンバーグとご飯、みそ汁」の定食のイメージが強かったからだろうか。

何かの拍子にちょいと昔の決まり事を思い出すと同時に、猛烈にハンバーグにみそ汁が添えられたハンバーグ定食が食べたくなってきた。

私も母と同じなのか、みそ汁が出てくる洋食屋に目がない。
しかし、残念ながら近所にはない。昔はあったけどなくなってしまったっけ。
だから出かけた先で見つけるとついつい行ってしまう。
大阪・新梅田食道街の「おおさかぐりる」や、渋谷の「キッチンABC」は特に印象深い。ああいう店の引力って何なんだろうか。

⇒おおさかぐりる(食べログ)

⇒キッチンABC(公)

でも、それらの店に行くにはちょいと遠い。特に渋谷はめったに行ける場所ではない。とりあえず今、ハンバーグ定食を食べたい欲をどうするか考える。

近所ではハンバーグレストランチェーンが何店舗か出店して鎬を削っているし、ハンバーグが売りのファミレスも数店舗あるが、なんか違う。
しかも考えている途中から、どうしようもなく、「ごく普通のハンバーグ」を食べたくなってきた。
中のチーズだとか、包み焼きだとか、中がレアで出てきて自分でペレットで焼き付けるだとか、そういうのじゃない。普通のやつが食べたい。

仕方ない。自分で作るか……。

ごく普通のハンバーグを作ろう

で、今回作るのはなんの捻りもない、ごく普通のハンバーグ。
お麩も入れないし、刻んだ肉を混ぜたりしないし、合いびき肉をそのまま使う。
牛と豚の黄金比が〇:△で~なんてことは考えない。わざわざ別に買うと高いから今回はやらない。

それに、ハンバーグでも何でもそうだが、世の中「完璧」だとか「究極」だとか「最高」だとか「至福」だとかついたレシピが多すぎる。
目を引くためにはしょうがないのだろうが、レシピの枕詞の規模は無限に膨張しており、いずれこの宇宙を呑みこむ勢いである。

その膨張する美味しさに逆らうような、ごく普通のハンバーグが食べたくなったのだから、今回はそれを貫く。

合いびき肉の量に関しては、買った合いびき肉のパックが350gぐらいだったから。ただそれだけで深い理由もない。皆さんのお腹と家族と相談して量は加減してほしい。

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ごく普通のハンバーグの材料

【材料(3~4個分)】
・合いびき肉・・・350gぐらい
・塩・・・・・・・3.5g(肉の1%)

・玉ねぎ・・・100g(みじん切り)
・塩・・・・・ひとつまみ

・パン粉・・・・10g
・牛乳・・・・・40g
・卵・・・・・・1個
・ナツメグ・・・0.5g

・油・・・計大さじ1〜

・日本酒・・・大さじ1ぐらい

ごく普通のハンバーグの手順

1.フライパンに油小さじ2~を熱し、玉ねぎと塩ひとつまみを入れて炒める。
茶色く色づいてきたら、水を適宜注いで炒め煮し、柔らかくする。
全体が茶色く染まり、水気が飛んだら冷ます。

2.合いびき肉に塩を入れて練る。パン粉に牛乳を吸わせたものと卵、ナツメグを入れてさらに練る。
玉ねぎがまだ冷めていなければ、タネは冷蔵庫に入れて、溶けた脂を締めておく。
この間に付け合わせなどの準備をしておく。

3.玉ねぎをタネに入れて混ぜ、空気を抜きながら小判形に成形する。
中心は凹ませない。

2人なので2つにしようとしたがデカすぎた

4.フライパンに油小さじ1~を熱し、ハンバーグを焼く。
最初は中火~弱めの中火で3分焼き、焼き目をつける。
そのあとはひっくり返して弱火にし、フタをして10分ほど焼く。
火を強めて脂がパチパチ音が鳴り始めたら、日本酒を注ぐ。アルコール臭が飛んだらフタをし、5分ほど休ませる。

この焼き方は樋口直哉さんのnoteを参考にさせていただいた。

肉感とやわらかさを両立させた究極のハンバーグの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
ハンバーグのレシピは何度も作ってきましたが、今回はニューバージョン。 肉汁たっぷりハンバーグの秘訣は『低温』『肉の鮮度』『塩』 | 「おいしい」をつくる料理の新常識 | 樋口直哉 | cakes(ケイクス)食の博識、樋口直哉さん(TravelingFoodLab.)による科学的「おいしい料理」のつくり...

串なり爪楊枝を刺して中まで火が通っているか確認したら、皿に盛って好きなソースをかけて食べる。

さて、ハンバーグにはみそ汁なのだから、みそ汁のレシピも載せておく。
私はいつも適当に作るから、このみそ汁は適当にレシピを書く。
飲むお椀や使っている味噌の塩分など考えて調整してほしい。

わかめのみそ汁の材料

【材料(2杯分)】
・水・・・・・飲むお椀2杯分
・煮干し・・・3〜4本
・油揚げ・・・1枚
・わかめ・・・戻したあと30〜40gぐらい
・合わせみそ・・・大さじ1ぐらい適当に入れる

わかめのみそ汁の手順

1.水はみそ汁を飲むお椀で量ってボウルや鍋に入れ、そこに頭と腸を取った煮干しを入れておく。夏場は冷蔵庫へ。

2.煮干しの出汁を沸かし、適当に切った油揚げを入れて煮る。
煮干しは食べても食べなくてもご自由に。
私はご飯とみそ汁だけの食事の際にはよく食べる。

3.合わせみそを溶いて、煮えるか煮えないかぐらいでわかめを入れて温めたら完成。

さあ、食べよう

さて、ハンバーグ定食が完成した。
まずはみそ汁を飲んで、ご飯を一口。そして箸でハンバーグを切り分ける。
みっちり詰まった肉、そして安心する普通の味わい。これだよこれ!
特別なことをあれこれしなくても、十分ハンバーグはごちそうである。

そして、ハンバーグとみそ汁、なんたる安心感か。まるで実家のような……実家の味を自分で作ってんだからそりゃそうか。

今回かけたソースは、稲田俊輔さんの「ミニマル料理」掲載の洋食屋さんのハッシュドビーフ風ソース。常備している調味料と赤ワインで簡単に作れる。なのに本格的な味が出るからリピート確定。

付け合わせは同じく「ミニマル料理」掲載のミニマルポテトサラダ。
酢を入れるときドバッと入ってしまい、倍ぐらいになってしまったが、付け合わせには丁度いい酸っぱさだった。マヨネーズが入っていないのでヘルシー。
漬物は最近ハマっている生姜キャベツ。これも「ミニマル料理」掲載。

ここまで来てなんで同書籍掲載の「学生ステーキ(ひき肉をパックのまま固めて焼く料理)」じゃないんだって言われたら言い返す言葉が見つからない。

おわりに

ブログに掲載する料理以外は、いつもご飯とみそ汁だけの食事が多いから、久々にこんな定食を作ったらさすがに疲れた。ハンバーグはやっぱり大変。

でも、美味すぎない、普通のハンバーグを食べたいなら自分で作るしかないし、この味に私は大変満足している。
これでだいたい3か月分ぐらいのハンバーグ定食欲は満たせたから、また明日も頑張れる。

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