こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回は夏の余ったそうめんを、ニラとちくわと共に炒めた「そうめん炒め」のレシピです。
ごま油×黒酢×ブラックペッパーで、さっぱりしつつもコクのある奥深い味わい。料理家のウー・ウェンさんがよくご紹介されている組み合わせです。
黒酢を吸ってさっぱり風味のそうめんにごま油の香りがコーティングされれば、もう食が進んで仕方ありません。
いつものそうめんが見違えます。残暑を乗り切る一品としてぜひ。
このレシピについて
そうめんを炒めた料理をよく「そうめんチャンプルー」といいますが、「チャンプルー」は豆腐が入った炒め物のことを指すので、正確には「タシヤー」。
“そうめんの炒め物”なので「ソーミンタシヤー」と呼びます。
『豆腐を入れない炒めものは「タシヤー」です』
「dancyu」2022年10月号「きちんと美味しい炒めもの」p.86 より引用
と、この時期大量に出てくるであろう「そうめんチャンプルー」に牽制球を放ったところで、今回のレシピについてのお話。
8月の終わりに旅行に行って帰ってくると、気温は高いままに秋の空気が流れてきました。そういえば、「今年買ったそうめんが残ってる……」
↓旅行の様子はこちらの記事から。
というわけで、単に冷たくして啜るのもイマイチ気が乗らないので炒めることにしました。
味付けは、よくレシピを拝見しているウー・ウェンさんがよく使われている「ごま油×黒酢×ブラックペッパー」で。
そうめんを啜り上げると広がる黒酢とごま油の香り。香りだけでコクを感じます。そして酸味が後味をさっぱりとしてくれてクドさがありません。
ブラックペッパーは大量にかけて、ピリっと味わいを引き締めます。
そんな黒酢と醤油を吸ってふっくらしたそうめんと、シャキシャキのニラで食感のリズムができます。
やや煮含めるニュアンスがあるので「タシヤー」なのか「イリチー」か判断に迷い、レシピ名は単に「そうめん炒め」としました。詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
さて、そんなシャキシャキのニラとごま油の香味が残暑で落ち込んだ食欲に火をつけてくれます。
焼き付けたちくわの香ばしさも堪りません。最初はかまぼこで作ろうと思っていましたが、ちくわにして正解でした。
2人前のつもりで作ったのですが、1人でペロリといけてしまいました。
ニラとちくわのそうめん炒めの材料
【材料(1.5~2人前)】 ・そうめん・・・2束(茹で前100g) ・ちくわ・・・・約90g(4本入り一袋使用) ・ニラ・・・・・50〜60g ・ごま油・・・・大さじ1~ ・塩・・・・・・2g ・黒酢・・・・・大さじ1 ・醤油・・・・・大さじ1 ・ブラックペッパー・・・お好きなだけ
ニラとちくわのそうめん炒めの手順
1.そうめんは指定の時間茹でたら冷水にとってよく洗い、ぬめりを取ったらごま油をひとまわし(分量外)して混ぜておく。
氷水でキンキンに冷やす必要はありません。
2.ちくわは開いて斜めに切り、ニラもだいたい切ったちくわと長さを合わせて切る。
フライパンにごま油を熱し、ちくわを炒める。ちくわの焼き目の部分をさらに焼き付けるような感覚で、香ばしさが立ってきたらニラと塩を入れてサッと炒める。
3.そうめんを入れてほぐすように炒め、黒酢と醤油を入れてそうめんに吸わせたら火を止め、皿に盛る。
ブラックペッパーを好きなだけかけて完成。
スパイス×麺の特集
↓ナポリタンといえば、太くてもちもちの麺。中華麺を使えば手軽に雰囲気を出すことができます。下に卵を敷けば懐かしい喫茶店風。
↓トマトの酸味とコクを加えた唐辛子入りの肉味噌はジャージャー麺や野菜スティックをディップして召し上がってください。
↓昔の仕事の得意先のうどん店の名物を自宅で再現。上のカレーうどんをすすったあとは、残ったスープにとろろ、下のご飯をグワっと混ぜて雑炊に。お腹いっぱいになります。
おわりに
黒酢は酸味だけじゃなくて香りも甘みも担うことができるので、少ない調味料でも満足感のある味わいに仕上げられますね。
白いそうめんが黒酢で少し染まりますが、私としては、それがかえって美味しそうな色に見えます。
ちくわの部分に関しては、ツナ、豚肉など、ほかの材料に変えても〇。
余ったそうめん(開封済みなら尚更)は今年のうちに食べきりましょう!
ここまでご覧いただきありがとうございます。
↓今回はこの黒酢を使いました。
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