はじめに
ナンコツ噛みしめれば、ホールスパイスが広がる。
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回は南インドのおつまみ「チキン65」をナンコツ版、「ナンコツ65」のご紹介です。
コリコリのナンコツを噛みしめれば、ホールスパイスの香りとごま油のコク、あとひく辛みでビールやサワーがよく進むおつまみになりました。
このレシピについて
最近近所にオープンしたスーパーのおかげで鶏ナンコツが格段に入手しやすくなったので、とりあえず唐揚げにでもしようかと買ってきたところ、そういえば「チキン65」っていう、南インドのつまみがあるなと思い出しました。
鶏の唐揚げにトマトとスパイスのソースを絡ませた料理で、貪欲なぐらいの旨さがかけ合わさり、ジャンキーな味わいがビールによく合います。
今回はその「チキン65」をナンコツで作り、「ナンコツ65」に。
コリコリ噛みしめるナンコツに、ホールスパイスが弾けて次々と食べたくなります。
ごま油のコク深い香りとあと引く辛みもあり、もうビールや炭酸を飲まずにはいられません。
鶏ナンコツ唐揚げの南インド風(ナンコツ65)のポイント
ホールスパイスが香りのキモ
ナンコツを口に入れて噛みしめると、クミンシードが弾けて香りが広がります。
チキン65に比べて一個が小さく、口に運ぶ回数が増えるので、ホールスパイスを感じやすくなります。
クミンシードだけでは単調になってしまうので、チキン65では入れないのですが、フェンネルシードを加えてみたところ、爽快感がアクセントに。
口の中もスッキリするので、また次のナンコツを口に運びたくなります。
あとひく辛さでやみつきに
口に入れたときの辛みは控えめなのに、ナンコツを噛み締めているうちにあとからやってくる辛みがたまりません。
ホールスパイスの香りと相まって、ついついビールに手が伸びてしまいます。
鶏ナンコツ唐揚げの南インド風(ナンコツ65)の材料
【材料(2〜4人前)】
〈鶏ナンコツの唐揚げ〉
・鶏ナンコツ・・・200g(ひざ)
・塩・・・・・・・2g
・胡椒・・・・・・1g
・しょうが・・・・2g(すりおろし)
・にんにく・・・・2g(すりおろし)
・小麦粉・・・・・小さじ2
・片栗粉・・・・・小さじ2
〈ソース〉
・ホールトマト缶・・・80g (つぶす)
・塩・・・・・・・・・1.5g
・にんにく・・・・・・3g(すりおろし)
・しょうが・・・・・・3g(すりおろし)
・砂糖・・・・・・・・小さじ2
・水・・・・・・・・・50cc
・ごま油・・・・・・・大さじ1
〈スタータースパイス〉
・クミンシード・・・・・ひとつまみ
・フェンネルシード・・・ひとつまみ
・鷹の爪・・・・・・・・1本(お好みで)
〈パウダースパイス〉
・カイエンペッパー・・・小さじ1/2
・ブラックペッパー・・・小さじ1/4
・シナモン・・・・小さじ1/4
〈仕上げのスパイス〉
・ブラックペッパー・・・好きなだけ
※見た目より食べたときのボリュームがあるので、食べきれないときは無理せずに。
鶏ナンコツ唐揚げの南インド風(ナンコツ65)の手順
【手順】
1.鶏ナンコツと塩、胡椒、にんにく、しょうがをよく混ぜて15分〜寝かせたら小麦粉をまぶし、その後同量の片栗粉をまぶして衣をつける。粉が足りなければ補う。
2.170℃に熱した油で3分揚げたらザルに上げておく。
3.フライパンにごま油を中火で熱したら、クミンシードとフェンネルシードを入れて30秒ほど熱し、香りを立たせる。その後鷹の爪を割って入れる。辛さを追求する場合は種ごと入れる。
4.にんにく、しょうがを入れて香りが立つまで炒めたら、ホールトマト缶を入れて潰しながら水分を飛ばす。
水分が飛んだら弱火にして〈パウダースパイス〉砂糖、塩を入れて2分ぐらい炒める。
5.水を注ぎ、煮詰まったトマトを伸ばしてよく馴染んだら、ナンコツの唐揚げを入れてよく混ぜる。
このとき、衣がしっとりするまでよく混ぜるのがコツ。
ソースに旨みと香りが詰まっているので、しっかり衣にソースを吸わせましょう。
器に盛り、ブラックペッパーをさらにかけたら完成。
スパイスつまみで乾杯!
じっくり焼き目をつけたブロッコリーは香ばしく、甘み引き立ちます。粒マスタードとベーコンでゴキゲンなつまみに。
がっつり味が染みた鶏手羽なのに、黒酢で後味軽やか。何本もしゃぶり尽くすまで食べたい一品。
「にんじんしりしり」にホールスパイスを加えたら、元々箸が止まらないのに、暴走気味に箸が進みます。たっぷりにんじんを食べましょう。
おわりに
南インドのおつまみ、「チキン65」のナンコツ版、「ナンコツ65」のご紹介でした。
小さいナンコツだからこそ、ホールスパイスの香りがよく感じられたり、衣が吸ったソースの旨みが前面に出てきます。
ビール、もしくはサワー系なんかがあればもう最高です。
ぜひ今夜の晩酌のおつまみの一品に。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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