たっぷり野菜で化けるカレールー。ハウス 「ジャワカレー キーマカレー 中辛」レビュー

レビュー

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はじめに

たっぷり野菜を入れてこそのカレールー。

こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回は、久々のレビュー、ハウス食品から発売されている「ジャワカレー 〈キーマカレー 中辛〉」です。

たまにやってくる「ルーのカレー欲」を満たすために手に取ったこの商品。
前にレビューした「ジャワカレー スパイシーブレンド」(レビュー記事に飛びます)とは違い、少し手を入れることで美味しくなるカレールーだと思ったので、その感想アレンジレシピをご紹介します。

このブログでは基本的におうちでつくる、スパイス料理のレシピをアップしています。

ジャワカレー キーマカレーの感想

早速「ジャワカレー 〈キーマカレー 中辛〉」の個人的評価ですが、「たっぷり野菜を入れると美味しくなる」です。

まずは箱の裏の通りに調理してみて気づいたポイントを3つご紹介します。

1.少ない水でもルーが溶けやすい!

2.ルーの主張が強い

3.野菜を追加して味わい軽く

1.少ない水でもルーが溶けやすい!

この点に関しては、箱にも書かれている通り、こだわっているのが伺えます。

ルー半箱に対して、水が200mlの指定(その分、玉ねぎがめちゃくちゃ多い)にも関わらず、しっかり溶けます。
比較として、「ジャワカレー スパイシーブレンド」の水の量は、ルー半箱で600~700mlの指定となっています。

キーマカレーは肉や野菜など、刻まれた具の存在感を味わいたいもの。
水分量が少なくても作れるというのは嬉しいポイントです。

2.ルーの主張が強い

いざ食べてみると、ルーの味がグッと来て、主張強めに感じられます。
また、とろみも強く、私の感想として正直に申し上げると、「キーマカレーにしては重い」と感じました。
合いびき肉から出た脂の多さもそれを感じさせる一因でしょうか。

とはいえ、ご飯はよく進みます。

また、箱の裏には「カルダモンやチリパウダーなどのスパイスが~」と書かれていましたが、これは私が普段からスパイスの効いたものを食べていて基準がおかしくなっているのか、「かすかにそこに居るかも?」と思うぐらい。

やはり後入れスパイスの付いた「スパイシーブレンド」ほどはいかないかという感想です。
辛みについては、中辛なので、私の舌では「ちょい辛」ぐらいでした。

3.野菜を追加して味わい軽く

私にとっては重く感じられた「ジャワカレー 〈キーマカレー 中辛〉」ですが、玉ねぎを少し減らし、夏野菜の種類と量を追加してみたところ、非常に美味しく感じられました。

さらに、手持ちのスパイスをいくつか追加して、風味を補強。
箱の裏でもアピールされている、「深いコク」に負けない香りをつけることで、バランスが整ったと思います。

元々持っているルーの美味しさがあるので、アレンジのしがいがあるというものです。

そんな、アレンジを施したレシピを一例としてご紹介します。

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ジャワカレー キーマカレーの調理例

【材料(半箱分)】
・豚ひき肉・・・・250g
・玉ねぎ・・・・・200g(粗めのみじん切り)
・ナス・・・・・・200g(1cm角ぐらいに刻む)
・ズッキーニ・・・100g(同上)
 野菜は計500gぐらいになるまでご自由に

・にんにく・・・5g(みじん切り)
・しょうが・・・5g(みじん切り)

・塩・・・1g
・油・・・大さじ2

〈ホールスパイス〉
・クミンシード・・・1g
・カルダモン・・・・2〜3粒(潰して中の粒を使う)

〈パウダースパイス〉
・クローブ・・・・・・・0.5g(約小さじ1/3~1/4)
・カイエンペッパー・・・1g(約小さじ1/2・好みで)

・水・・・200ml(足りなくなったら適宜足す)ジャワカレー キーマカレー 中辛・・・半箱

〈仕上げ〉
・ガラムマサラ・・・・・・・・1〜2g
・カルダモンパウダー・・・・・0.5g
手順

1.フライパンに油大さじ2と潰したカルダモンを入れて弱めの中火~中火にかける。このとき、皮を一緒に入れておくと、加熱の目安になります。
皮の色が茶色くなり、ぷっくりしてきたら、クミンシードを入れて30秒ほど、シュワシュワと泡が出て香りが立つまで熱する。
カルダモンの皮は取り出しておく。

カルダモンは包丁の腹で潰せます

2.中火~強めの中火にして、玉ねぎ、にんにく、しょうがを入れて、にんにくとしょうがの香りが立ち、玉ねぎに透明感が出るまで炒める。

刻んだナスとズッキーニを入れて炒め、しんなりしてきたら豚ひき肉を入れて炒める。
肉の色が変わるまで炒めたら、塩、〈パウダースパイス〉を入れてよく馴染むまで炒める。

スパイスは一度皿に出してから入れてください(ビンから振ると湿気ます)

3.水200mlを入れて沸騰させる。
火を止めてカレールーを割り入れて溶かしたら、もう一度火にかける。

約5分間、たまにかき混ぜつつ煮込んだら、〈仕上げ〉のスパイスをかけて、さらに1~2分加熱して完成。

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調理例のポイント

野菜のバリエーションを増やして重さを軽減

加える野菜が玉ねぎだけだと、味に変化がないので、野菜のバリエーションを増やすのがおススメです。
今回加えたのは、ナスとズッキーニ。それらが持つ水気のおかげで、味わいの重さを軽減し、ほどよいコクの深さを楽しめるように。

食感にもリズムが生まれ、しっかり噛みしめて楽しいキーマカレーになりました。

深いコクに負けない風味を追加して

写真はホールのクローブです

スパイスの風味よりも、コクがかなり勝っているような印象を受けたこの「ジャワカレー 〈キーマカレー 中辛〉」(幅広い層に訴求するならそれが正しい味と思いますが)

スパイスを追加することで風味とコクのバランスを取ることにしました。
香りの奥深さだけでなく、後味が軽くなり、次の一口がもっと欲しくなる味に。

特に目立ったのはクローブ。香りに奥行きを追加するだけでなく、豚肉の臭みも消せて一石二鳥です。

ほかにも、ホールとパウダーのダブル使いをしたカルダモンが口に入れたときにフワッと香り広がりつつ、噛んだときに粒が弾けて爽やかさが口いっぱいに広がります。
一緒に加えたクミンシードも、どっしりとした香りだけでなく、噛みしめると爽やかさが広がり、いい仕事をします。

ホールスパイスを噛んだ時の香りで、あと引く味わい。個人的にはこちらのほうが非常に食べやすくなりました。

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おわりに

箱の裏通りに作ると、個人的には「重い」と感じられるカレールーでしたが、具材やスパイスを調整し、コクの深さとのバランスを取ることで、非常に美味しいキーマカレーを作ることができました。

元々入っている旨さがあるから、アレンジしがいのあるカレールーだと思います。
このレビュー&アレンジレシピが皆さんの参考になれば幸いです。

ここまでご覧いただきありがとうございます。

幻のスパイス(?)らしい、ロイヤルマサラがお気に入り。関西方面では「阪急OASIS」で売っているのを見たことがあります。

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