こんなカレーと一緒に食べたい!
- グレイビーが濃いカレー
- 緑がカレーにないときの彩りとして
- ダルバートの一品として
はじめに
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。今回は、青菜独特の青い風味に、ホールスパイスが弾ける「小松菜のサーグ」をご紹介します。
小松菜と言えばおひたしのイメージが強いですが、小松菜は脂溶性ビタミンが含まれているため、油との相性が抜群。カレーに合わせるとなれば、ぜひスパイスで香りをつけた油と一緒に炒めてみてください。
小松菜のサーグのポイント
今回は香ばしさをプラスしてくれるマスタードシードと、噛んだ時に楽しいクミンシードとフェンネルシードを組み合わせます。
特に、小松菜の青い香りとフェンネルシードの甘くすっきりした香りが意外な相性の良さを見せてくれます。この組み合わせを見つけられた方は本当にすごいと思います。
小松菜が無ければチンゲン菜でも代用が効きます。
炒めた青菜はどんなカレーにでも合いますが、特に、グレイビーが濃いカレーを食べているときの箸休めになってくれます。また、緑の彩りが欲しいときに、「小松菜のサーグ」をさっと炒めるだけで、お皿の上が華やぎます。
そして、炒めた青菜はネパールの代表的な食事形式「ダルバート」に欠かせないものです。これまでに紹介した副菜と合わせて、ぜひ「ダルバート」のように豊富な副菜とカレーを食べてみてください。
一緒に盛っている副菜はこのあと紹介します。
小松菜のサーグの材料
【材料(作りやすい分量)】(カッコ内の小は小さじを指す)
・小松菜・・・・・・・・100g(約1/2袋)
・塩・・・・・・・・・・1g
・ターメリック・・・・・1g(小1/4)
・油・・・・・・・・・・大さじ1
・鷹の爪・・・・・・・・1本
・マスタードシード・・・1g(約小1/4)
・クミンシード・・・・・ひとつまみ
・フェンネルシード・・・ひとつまみ
小松菜のサーグの手順
【手順】
1.小松菜はよく洗い、茎を1~1.5cm、葉を2~3cmの幅に切る。塩とターメリックをまぶし、よく混ぜておく。
2.フライパンに油とマスタードシードを入れ、弱めの中火で熱する。マスタードシードが弾けてきたらフタをして、音が止むまで待つ。音が止んだら、鷹の爪とクミンシードとフェンネルシードを入れ、クミンとフェンネルからシュワシュワと泡が出てきたら次の手順に移る。
3.中火~強めの中火にし、小松菜を入れて炒め、葉に油が行きわたり、味見をして茎に火が通っていることを確認したら完成!シャキッとした茎の食感を残したいので、1~2分でサッと炒めましょう。
おすすめ副菜
小松菜のサーグをはじめとする副菜たちで、ダルバートを作ってみるのはどうでしょう。
ほくほくジャガイモに、にんにくとしょうがのパンチがたまらない副菜。
ナスとズッキーニの食感と、梅のスッキリ感で、口の中をリセットしてくれる副菜。
おわりに
今回は、小松菜の青い香りと、ホールスパイスの弾ける香りが楽しい、「小松菜のサーグ」をご紹介しました。
グレイビーの濃いカレーを食べていると、箸休め(スプーン休め?)が欲しくなるもの。そんなときに、サッと炒めておけば、最後までおいしく、飽きずにカレーを食べ続けられます。
今回で副菜シリーズ3回の連載を終えますが、また美味しい副菜が見つかればご紹介したいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
参考レシピ
「スパイスのガネーシャ」さんのレシピ「小松菜のスパイス炒め、サグ」
https://spice-ganesh.com/indiacurry-bonshankar/recipe/2016-07-09/「dancyu」2021年8月号 本田遼さんのレシピ「小松菜とディルのサーグ」
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