はじめに
きな粉が作る、魅惑の食感。
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回はシナモンの甘い香りと黒豆きな粉の香ばしさを合わせた牛乳ベースのプリンをご紹介します。
ゼラチンで冷やし固める間に出来上がった層は、2種類の食感をもたらし、至福のひとときを演出します。
このレシピについて
私にはとても印象に残っているスイーツがあります。
黒豆といえばの丹波篠山市(兵庫県)を訪れたときに食べたもので、それは黒豆きな粉のソフトクリーム。
まったりとした舌ざわりに、きな粉の香ばしさが絶品で、こんな味わいを帰ってからもどうにか作りたいと思っていました。
そこで思いついたのが、きな粉を溶かした牛乳プリン。
せっかくならと、黒豆きな粉を買ってきて作ると、冷やし固める間に沈んだきな粉がまるでカラメルを敷いたかのような見た目に。
しかも、もちもちの牛乳プリン層とまったりとした舌ざわりのきな粉層ができる副産物まで。
香ばしいきな粉の香りとシナモンの甘い香りが広がり、2種の食感も相まって、贅沢感あふれるプリンになりました。
シナモン香る黒豆きな粉プリンのポイント
もちもち牛乳プリンの層とまったりきな粉の層
冷やし固めている間に黒豆きな粉が下に沈み、まるでカラメルを下に敷いたような見た目に。
出来上がった層は見た目だけでなく、食感にも違いが。
もっちりとした牛乳プリンの層と、まったり舌に溶けていくきな粉の層のコントラストは一口食べると驚きます。
器からそのまま食べるか、皿にひっくり返して食べるかで、どちらの層を上にするかを考えるのも面白いと思います。
シナモン香る黒豆きな粉プリンの材料
【材料(だいたい8cmココット6個分)】 ・シナモンスティック・・・2.5~5g(手で割る) 好きな方は多めに ・クローブ・・・・・・・・3~5粒(あれば) ・水・・・・・・・・・・・100cc ・グラニュー糖・・・・・・80g(好みで増減) ・牛乳・・・・・・400cc ・黒豆きな粉・・・40g(普通のきな粉でも〇) ・ゼラチン・・・・5g(森永クックゼラチン使用) ・水・・・・・・・50cc
シナモン香る黒豆きな粉プリンの手順
【手順】
1.鍋に水とシナモンスティック、クローブを入れて火にかける。
スパイスの香りが立ち、水の色が薄い茶色になるまで沸かす。
2.火を止めて砂糖を入れてよく溶かしつつ、湯を冷ます。
急に牛乳を入れると分離します。
3.牛乳ときな粉を入れて再度火にかけ、よく混ぜながら沸騰前まで熱する(80℃ぐらいまでいけばOK)。
牛乳を熱している間に耐熱ボウルに水を入れてゼラチンを溶かし、500wのレンジで30秒チンする。
4.溶かしたゼラチンを鍋に入れてよく混ぜ、大き目のボウルにスパイスを濾しながら入れる。
5.氷水をバットなどに張ってボウルごと粗熱を取り、ココットやプリン型に流し込んだら冷蔵庫で冷やし固めて完成。
6.ココットならそのままどうぞ。
プリン型の場合は、つまようじや竹串で縁をなぞってお皿に出してください。
今回はトッピングとして黒豆を乗せてみました。
ゼラチンで固めるだけのスパイススイーツ
スパイスはスイーツに合うものを選べば、甘さに奥行きを出したり、甘ったるさを切ってくれたりと大活躍します。
スパイスドリンクの代名詞的存在のチャイをプリンに。トロふわ食感と甘やかなスパイスに癒されます。
カルダモンの香りは食後にもピッタリ。涼やかなコーヒーゼリーにしていただきます。
カルダモンの香りはチョコとも相性良し。甘ったるさを切ってくれるので、食べやすくなります。
おわりに
もちもちとなめらかの2種の食感を楽しめるプリン。
2層を別々に作る必要はなく、冷やし固める過程で自然にできるものなので、手軽に作ることができます。
結構多めにきな粉を使うので、余ったきな粉を使うのにも最適だと思います。
シナモンやナツメグのパウダースパイスを入れても、きな粉のおかげで目立ちにくくなるので、よりスパイスの香りを楽しみたい方はお試しを。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
↓今回紹介した黒豆きな粉のソフトクリームを食べられるお店はこちら↓
参考レシピ
・想像以上に美味しい、きな粉プリンの作り方。- まさてぃキッチンさんのレシピ https://www.masato1995.com/entry/kinako-pudding/・syunkonカフェ どこにでもある素材でだれでもできるレシピを一冊にまとめた「作る気になる」本- 扶桑社 山本ゆりさんのレシピ
私はカシアシナモンを使いましたが、セイロンシナモンだとより上品な香りに。
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