8月上旬に切り戻し剪定しておくと、まだまだ採れるナス。
ようやく秋の風が吹き始めて、「秋ナス」といえるようになってきたのではないでしょうか。
我が家では小さいプランターに植えてしまったので多収とはいきませんが、細く、長く収穫が続いています。
水不足になってしまって、ボケナスになってしまうのはご愛敬。反省したので、来年は地植えし、しっかり水と肥料をやっていきたいですね。
↓2024年、初心者が家庭菜園で失敗したことと成功したことをまとめました。
そんなナスで今回作ったのは麻婆茄子。最初に準備を整えてしまえば、思ったよりも簡単にできる料理です。「麻婆カレー茄子」なんてレシピを昔に書いたことがありますが、ちょっと手がかかりすぎますし、普通の麻婆茄子もあったほうがいいだろうと思い、筆を執りました。
足りないナスは買ってきたものを加え、ナスの食べ比べ!
家採れナスでつくる麻婆茄子の材料
材料(2人前)
・ナス・・・・・・食べたいだけ
今回は大きめ2本+小さめ2本
・豚ひき肉・・・・100〜120g
・にんにく・・・・1片
・しょうが・・・・にんにくと同じくらいか、少し多め
・甘長唐辛子・・・あれば3〜4本
・ネギ・・・・・・好きなだけ
・油・・・・・・・大さじ2~
・塩・・・・・・・少々
〈合わせ調味料〉
・豆板醤・・・小さじ2強
・甜麺醤・・・小さじ2ぐらい
・醤油・・・・大さじ1ぐらい
・酒・・・・・大さじ1ぐらい
辛いのがいいなら……
・カイエンペッパー(唐辛子粉)・・・小さじ1/2~
〈鶏がらスープ(ナスの量を見て調整する)〉
・鶏がらスープの素・・・小さじ1~
・水150〜200cc(写真では200cc)
〈水溶き片栗粉〉
・片栗粉・・・ティースプーン山盛り1.5杯ぐらい
・水・・・・・適当
〈仕上げに……〉
・花椒粉
・山椒粉
・ラー油
いずれもお好きなだけ
家採れナスでつくる麻婆茄子の手順
※調理開始前にすべての下ごしらえをする。
※写真では中華鍋でやっていますが、フライパンでもできます。
1.ナスは一口大の乱切りにして水につける。
にんにく、しょうがはみじん切りにする。
甘長唐辛子は斜め薄切りor小口切りor輪切りにする。
ネギは小口切りor斜め切りにする。
〈合わせ調味料〉の材料を全て混ぜる。
〈鶏がらスープ〉の材料も混ぜる。〈水溶き片栗粉〉の材料も混ぜておく。
2.フライパンに油を熱し、水気を切ったナスを皮目から焼く。
ナスの皮の紺色がキレイになったらひっくり返して塩を振って炒め、実に透明感が出てきたら油をフライパンに残すように取り出す。
3.油が足りなければ補って熱し、にんにく、しょうがを炒める。
よい香りが立ってきたらひき肉を炒めて、余分な水分を飛ばし、〈合わせ調味料〉を加え、豆板醤のよい香りが立つまでさらに炒める。その後、甘長唐辛子を加えてサッと炒める。
ここの工程ではにんにく、しょうが及び〈合わせ調味料〉を焦がさないように火加減を細かく調整する。
中華鍋は常に強火!みたいなイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。にんにく、しょうがなんてあっという間に焦げますから、弱火にしましょう。
4.〈鶏がらスープ〉を加えて煮立てる。炒めたナスを戻し入れ、2~3分煮込む。
味見をして、足りなければ塩を補う。
5.火を弱めるか止めて水溶き片栗粉を回し入れ、すぐにかき混ぜる。
火を強めてグツグツ沸いてきたら軽くかき混ぜながら、1分以上沸かしたまましっかり加熱する。
ネギを入れ、ザッと混ぜたら盛り付ける。
仕上げに花椒粉、山椒粉、ラー油を好きなだけかける。
家のナスはボケナス気味だったけど、実が詰まって味が濃く、とても美味い!無論、買ってきたナスも美味しいですが、こればっかりは採算度外視で手をかけられる家庭菜園の特権なのです。手前味噌ってことで美味しく感じているだけかもしれませんが……
ご飯のお供はもちろん、茹でた中華麺に和えて食べるのもまた堪えられません。このときばかりは、私も中華麺で食べる⇒余った麻婆茄子を追い飯でキレイに食べるコンボをかましてしまいました。
レシピでは鶏がらスープの素としましたが、茹で鶏を作るときに出た茹で汁を使うと、円みがある味となります。個人的に鶏ガラスープの素は、スープとしてそのまま飲むならいいですが、料理に使うと少し味にトゲを感じるので……
茹で汁に塩が入っていない場合は、100ccあたり1gぐらい加えて使ってください。
おわりに
ナスって本当に水も肥料もたっぷり欲しがる食いしん坊で、いったいどれだけ鶏糞を与えたか分かりません。その分、本当にミチっと締まって味も濃いものができました。一番果の小さいながらも濃厚な味わいは今も忘れていません。
テントウムシダマシの脅威にさらされたり、バッタに少しかじられたり……ナスは栽培期間が長いですから色々ありましたが、あと一息楽しませてもらいたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
参考レシピ:「陳建一の絶対おすすめ! 中華のおかず」PHP研究所 陳建一さんのレシピより
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