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百汁百菜

0031 味噌汁で、食事のペースを落とす

 一汁一菜をやるにあたって、「汁物はなくておかずだけでよくないか?」という問題が湧いてくる。自炊料理家の山口祐加も『自炊の壁』にて、世界のあらゆる献立を見て回った結果、パスタで終わり、ピザで終わりというような食事も多く、汁物がなくてもご飯と...
百汁百菜

0030 僕らはみんな遺伝子の乗り物

 物理学者の野村泰紀教授があるYouTube番組に出演した際に「僕らはみんな昔散った星の一部から生まれてるんだ」という趣旨のことを言っていた。僕はこれに脳天を衝かれた。ディレクターは「ロマンがありますね」なんて言っていた。確かにロマンはある...
百汁百菜

0029 生まれた「風土」に貫かれて

 ハイデガーの『存在と時間』における議論は人生論として読むことができ、僕も大いに勇気づけられた。アドラー、ニーチェと並んで日本では人気のある人生哲学なのではないだろうか。まさにその語る内容が、日本人の大好物なのであるから仕方ない。要するに「...
百汁百菜

0028 自炊からはじめる「編集」

 今回の話をする前に、まず「編集」という言葉の枠を広げておかないといけない。この世には「編集」が満ち溢れており、なにごとも「編集」だと喝破したのは松岡正剛であった。 なにも「編集」の語がそのままあてられている動画、画像、文章などの“編集行為...
百汁百菜

0027 おとなが迷い込む、「こども本の森」

 子ども向けの本?とあなどっていてはいけない。子どもに向けた平易な語り口でものを敷衍するというのは存外に難しい。大人どうしならば、常識や暗黙の了解、「読者への信頼」なんて言い訳も立つから、ジャーゴンを用いたり、本当は細かいところまで知らない...
百汁百菜

0026 「変わっていない」ことを期待する人々

 「お前ってそんなやつやったっけ?」 これは僕があらゆる場所で幾度となく言われてきた言葉である。君には周りから期待され、またそういう人間として認識されているキャラクターがあるのだから、その通りに行動していればよろしいというのだ。 このような...
百汁百菜

0025 ポケモン・ネイティブの人生

 世界で一番有名なネズミは?といえば、ミッキーマウスだろうけど、世界で二番目に有名なネズミはピカチュウだろう。しかし、それが逆転するのも時間の問題か。 ポケモンは文字通り現実に飛び出し、あなたのすぐそばにいる。手元のスマートフォンで『ポケモ...
百汁百菜

0024 軸は太くて中が空のほうがいい

 世間がまだ大きな物語に包まれていて「これさえやっておけばみんな幸せ」だと思えていた時代、企業も終身雇用が基本で、人生が保障されていたような時代では、人々は自分の中に軸を立てなくても、世間に聳え立つ大きな物語の軸にその身を預けていればよかっ...
百汁百菜

0023 全身無印男

 おはようからおやすみまでがライオンならば、僕の顔に塗る化粧水から靴下に至るまでが無印良品でできている(そして、スプーンから宇宙戦艦まではアナハイム・エレクトロニクスである)。かつては全身ユニクロ男であったが、今は全身無印男に切り替わった。...
百汁百菜

0022 みんな大好き一貫性(自分の一貫性も)

 一貫性をもった人というのはどうやら好意的にみられるようで、それがたとえ物語の悪役であっても、「美学を通している」だとか、「筋を通している」のであれば、人の目には好ましく映るようである。というのも、主人公の人間性は最初から完成されておらず、...
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