こんなあなたに作ってほしい!
- いつもの唐揚げをもっと刺激的にしてみたいあなた
- 辛旨チキンで呑みたいあなた
- スパイスの刺激に飢えているあなた
はじめに
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。今回は南インドの定番おつまみ、辛旨チキンの唐揚げ「チキン65」をご紹介します。
このレシピについて
おおよそ料理の名前とは思えない「チキン65」は、名前に諸説あって、どれが確かなのかわかりません。「チキン料理は数が多いので通し番号を振っていた」、「生まれたのが1965年だから」、「生まれて65日目の鶏肉を使うから」等々。
よくわからない名前とは裏腹に、みんな大好きな唐揚げがベースになっているので日本人の口にも合います。現地では軽食扱いみたいですが、結構ジャンキーな味わいで、ご飯もお酒も進みます。ぜひディナーの一品として作っていただきたいです。
「チキン65」のポイント
作り方としては、鶏肉の唐揚げに、トマトやスパイス、ビネガー等で作ったソースをまとわせて作ります。唐揚げを作ったあとにソースを作るのはちょっと大変、という方は、惣菜の唐揚げや、作りすぎて余らせてしまった2日目の唐揚げでもおいしく作れると思います。
今回は口当たりをよくし、コクを出すために、玉ねぎを使ったチキン65のレシピをご紹介します。絶品おつまみで一杯やるためにも、気合を入れて作っていきましょう!
ここまで読んで、ちょっと難しいかも……と思われたあなたには、スパイスに漬け込んで焼くだけの「チキンティッカ」はいかがでしょうか。
チキン65の材料
【材料(2人前)】 〈鶏のから揚げ〉 ・(A) 鶏もも肉・・・300g(4~5cm角に切る) ・(A) にんにく・・・5g(すりおろし) ・(A) しょうが・・・5g(すりおろし) ・(A) 塩・・・・・・3g ・(A) こしょう・・・小さじ1/2 ・片栗粉・・・・・・大さじ1 ・小麦粉・・・・・・大さじ1/2 ・揚げ油・・・・・・鶏肉が浸かる程度 ・ホールトマト缶・・・80g (つぶす) ・玉ねぎ・・・・・・・100g(0.5cm薄切り) ・脱水用の塩・・・・・1g ・にんにく・・・・・・5g(みじん切り) ・しょうが・・・・・・5g(みじん切り) ・砂糖・・・・・・・・小さじ2 ・水・・・・・・・・・50cc ・ごま油・・・・・・・大さじ1 〈スタータースパイス〉 ・クミンシード・・・・小さじ1/4 ・鷹の爪・・・・・・・1本(お好みで) 〈パウダースパイス〉 ・カイエンペッパー・・・小さじ1/4 ・パプリカパウダー・・・小さじ1/2 ・ブラックペッパー・・・小さじ1/4 ・オールスパイス・・・・小さじ1/4 (なければシナモン、クローブ、ナツメグを少量ずつ混ぜる) ・パクチーなどのハーブ・・・お好みで
チキン65の手順
1.(A)の材料を全て混ぜて揉み込み、30分~軽く漬け込んでおく。 小麦粉をまぶしてよく混ぜたら片栗粉を振って混ぜ、 170℃の油で5分揚げる。
2. フライパンにごま油を熱し、クミンシードと鷹の爪を入れ、弱めの中火で30秒ほど、クミンシードから泡が出るまで加熱する。
3. 強めの中火にして玉ねぎ、脱水用の塩を入れたら、広げて2〜3分放置する。表面が色づいてきたら差し水を入れ、玉ねぎを潰しながら水分を飛ばし、全体を茶色にする。その後、にんにく、しょうがを入れ、1分ほど炒めて香りを立たせる。
4. ホールトマトを入れて潰しながら水分を飛ばす。 ヘラですくっても水気が流れてこなくなったら〈パウダースパイス〉と砂糖を入れてよく混ぜる。粉っぽさがなくなり、もったりしてきたら、中火にして、水50ccでのばしながら温める。
5 最初に作ったから揚げをフライパンに入れ、4.のソースとよく絡ませたら完成! 好みでガラムマサラや五香粉を振ったり、 パクチーを絡ませたり。
今回のピックアップスパイス
オールスパイス
まるで全てのスパイスを混ぜたかのような名前ですが、単体のスパイスです。
シナモンとクローブ、ナツメグを併せ持つような香りがすることからこの名前がついています。
フライドチキンや、ジャマイカの「ジャークチキン」に欠かせないオールスパイスは、鶏肉との相性が抜群です。
おわりに
今回は日本人もハマること間違いなしの「チキン65」を紹介しました。南インドの定番おつまみとして作られている料理ですが、ごま油を使うなど、中華料理の影響も強いそうです。
そのおかげかパクパクと食が進み、チキンに伸びた手が止まりません。背徳感が生まれるほどやみつきになってしまうかも!
ここまでご覧いただきありがとうございます。
参考レシピ
「南インド料理とミールス」ナイル善己さんのレシピ
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