はじめに
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回は明太子とバターのコク深い味わいに、カリカリのちりめんじゃことフェンネルシードの爽やかさがアクセントになった「フェンネル弾けるカリカリじゃこの明太パスタ」をご紹介します。
このレシピについて
時々無性に食べたくなるのが「明太パスタ」。皆さんもそんなとき、ないでしょうか?
つぶつぶ、ピリッとした明太子が麺によく絡んで大好きなパスタの一つです。
例によってまた食べたくなったので、お手軽な「明太パスタ」の素でもよいのですが、今回はソースを手作りしてみることにしました。
さらに、別の用途で購入したちりめんじゃこが大量に余っていたので、一緒にパスタにすることにしました。
油でカリっとするまで炒めたちりめんじゃこが、良いアクセントになってたまりません。
さらに明太パスタにアクセントを加えるのは「フェンネルシード」。魚介類と相性が良いだけでなく、大葉と共通する香り成分(後述)を持っているので、明太パスタにはピッタリのスパイスといえます。
フェンネルをお持ちのスパイス好きな方は、ぜひ明太パスタに入れてみてください。フェンネルを噛んだ時の爽やかさが口の中をリセットしてくれ、まったりとしながらも後味スッキリでどんどん食べられる、そんな明太パスタになります。
明太子とバターでまったりとコクのあるパスタに、カリカリちりめんじゃことフェンネルの清涼感がアクセントになった、新感覚の明太パスタをぜひお試しください。
フェンネル弾けるじゃこ明太パスタのポイント
スパイスと薬味で香り高いパスタに!
明太パスタはクリーム系かオイル系かで分かれるところですが、今回は自分が好きなオイル系で作ることにしました。にんにくを入れるか迷っていたのですが、コウケンテツさんのYouTubeを観て、入れることを決めました。
あとは、口の中をリセットして次の一口を誘う清涼感が魚介類と相性抜群の「フェンネル」と、和風パスタと大の仲良し、「ネギ」を入れることに。
「にんにく」の食欲をそそる香り、「ネギ」のほんのり辛さと青さ、そして「フェンネル」の清涼感と、色んな香りが閉じ込められた、香り高いパスタになりました。
釜揚げしらすでもいいけど……
明太パスタにのっかっている率高めの「しらす」。もちろんこのパスタもしらすで作っていただいて大丈夫です。
今回はカリカリのちりめんじゃこを食感のアクセントにしたかったので、ちりめんじゃこを使用しました。
フェンネルシードを持っていない場合は
「フェンネルシード」をお持ちでない場合は、大葉をご使用ください。フェンネルシードと大葉では共通する香り成分「リモネン」「ピネン」があるので、傾向としては似た香りになります。
ただし、フェンネルシードは加熱することによって若干の香ばしさが出ている点、少し甘さを感じさせる成分があり、それもアクセントになっている点は大葉との違いになると思います。
スパイス好きで、すでにフェンネルシードをお持ちの方はぜひフェンネルシードの活用法としてご覧いただきたいレシピです。
フェンネル弾けるカリカリじゃこの明太パスタの材料
【材料(1人前)】 ・スパゲッティ・・・100g(乾麺で) 〈ゆで汁〉 ・水・・・1L ・塩・・・5g ・明太子 (orたらこ)・・・30〜40g ・ちりめんじゃこ・・・・20g ・にんにく・・・・・・・5g ・フェンネルシード・・・0.5g ・オリーブオイル・・・・大さじ1 ・醤油・・・・小さじ1/2 ・バター・・・10g ・細ねぎ・・・お好みで ・海苔・・・・お好みで
スパゲッティの太さは色々あり、厳密には名前も変わってくるようですが、今回は太さ1.6mmの「スパゲッティーニ」を使用しました。今回のようなオイル系に適します。
フェンネル弾けるカリカリじゃこの明太パスタの手順
【手順】
1.鍋に湯を沸かし、塩5gを溶かし〈ゆで汁〉を作る。スパゲッティを〈ゆで汁〉で茹でる。このとき、表示時間より1分短く茹でる。
2.スパゲッティを茹でている間に、フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、フェンネルシードを入れ、シュワシュワ泡がたち、軽く茶色に色づくまでまで30秒ほど熱する。その後、弱火にしてにんにくを焦がさないように炒め、香りが立つまで熱する。
3.にんにくの青臭さがなくなり、香りが立ってきたところで、ちりめんじゃこを入れて少し火を強め、少しカリッとするまで炒める。
4.〈ゆで汁〉を50ccほど入れて沸かし、油となじませて乳化させ、ソースを作る。
5.スパゲッティをザルに上げ、じゃこのソースができたフライパンに加えて炒める。
6.醤油を入れてさらに炒めたら、火を止めて明太子とバターを入れてよく混ぜる。
7.皿に盛り、さらにトッピングで明太子やちりめんじゃこ、ネギ、海苔を乗せてどうぞ。
和風パスタは何だかお箸でいただきたくなります。
今回のピックアップスパイス
フェンネル
シソ科ではなくセリ科であるものの、大葉と共通する香り成分(リモネン、ピネン)を持っているフェンネルは、すでに大葉が使われている料理でも活躍が見込めると思います。
参考書籍:「スパイスの科学大図鑑」スチュアート・ファリモンド(著) 辻静雄料理教育研究所(監修) 誠文堂新光社
おすすめスパイス料理
明太子×イカ×バターのカレーはいかが?濃厚な味わいが広がります。
フェンネル活用なら、さつまいものポテサラが抜群の相性!
おわりに
まったりした味わいにカリカリじゃこがアクセント。さらにフェンネルで後味すっきりで、食べる手が止まらない、そんな明太パスタです。
クリーム系もいいけど、オイル系の明太パスタも抜群に美味しいので、ぜひお試しください。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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