はじめに
ひと手間かけて、しっとり&下味しっかり。
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回は、レンチンしたささみにひと手間を加え、より美味しく召し上がるための方法のご紹介です。
ささみといえば「パサつく」が二言目には出てきて、三言目には「淡白」が出てきそうなものですが、とある調味液につけるというひと手間で、それらをできるだけ解消します。
しっとりと、そして下味がしっかりついているので、そのままでも美味しいですが、アレンジも自在。
ですが、まずはこのレンチンささみで、ささみの美味しさを感じてください。
このレシピについて
中華料理での茹で鶏は、茹でたあとの鶏肉を、茹で汁をベースに、塩やスパイスを加えた調味液に浸して、しっとり感を持続させつつ、下味をつけます。
これを参考にして、レンチンのときに出たささみの汁気に、しょうがやブラックペッパーといったスパイスを加えた調味液に浸けて、レンチンささみを格上げすることを目指しました。
身はしっとりとしていて、下味が入っているから、そのままでも美味しいささみに。
ほんのりとしょうが風味が心地よく、オイルで和えると、もうそれだけで酒のつまみになります。
もちろん、ささみらしくアレンジ自在。しょうがの風味はあらゆる料理に馴染みますから、加えた料理がもっと美味しくなります。
今回はアレンジレシピの例として、きゅうりとの和え物をご紹介。
ほかにもアレンジレシピをご紹介しているので、あわせてご覧ください。
レンチンささみの材料
【材料(作りやすい分量)】 ・鶏ささみ・・・5本(約300g) ・酒・・・・大さじ2 ・砂糖・・・小さじ2 ・水・・・100cc ・塩・・・3g 〈スパイス〉 ・しょうがスライス・・・2枚 ネギの青い部分を入れても ・ブラックペッパー・・・2〜3粒(ビンの裏などで軽く潰す)
レンチンささみの手順
1.ささみにフォークを何ヶ所か刺し、耐熱ボウルに入れ、酒と砂糖をまぶす。
ラップの中心を浮かせるようにふんわりとかけ、500wのレンジで2分30秒→ひっくり返して1分30秒チンする。
足りなければ30秒追加して、身の赤い部分がなくなるまでチンする。
その後、5分ほどラップをかけたまま放置し、予熱を通す。
2.小鍋にレンチンのときに出たささみの汁気と水100ccを入れて火にかけ、沸騰させてアクを取る。
しょうがスライスと潰したブラックペッパー、塩を入れて再度沸かしたら、小鍋ごと急冷する。
3.粗熱を取ったささみを保存容器に入れて2.の汁を注ぎ、冷蔵庫で2～3時間冷やす。
食べるときは手で割くのがおススメ。膜と筋も簡単に取れます。
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このレンチンささみを使った、サッと作れる和え物もご紹介。
味付けはきゅうりの塩もみ用の塩ぐらい。ささみに下味がついているので、オイルで和えるだけでしっかり美味しい副菜です。
アレンジレシピ：きゅうりとささみのラー油和え
【材料(1～2人前)】 ・きゅうり・・・1本(だいたい100g) ・塩・・・・・・ひとつまみ(約1g～) ・レンチンささみ・・・1本 ・ごま・・・・・・・・ひとつまみ ・ラー油orごま油・・・小さじ2～お好きなだけ
手順
1.きゅうりは縞状に皮を剥き、細切りにしたら塩もみして水気を絞る。
2.レンチンささみは手で割いて膜と筋を取り、1.のきゅうりと共に、ごま、ラー油orごま油で和えたら完成。
他にも、パスタの具やサラダにどうぞ。
下ではアレンジレシピを3つご紹介しているので、あわせてご覧ください。
その他のアレンジレシピ
山椒が決め手の梅ささみ和風パスタ
下味でつけたしょうがの風味は、中華だけでなく、和風の味付けにもすんなり馴染みます。
だし醤油やとろろ昆布など、魚介の旨みもプラスして、ささみでも大満足の和風パスタに。
山椒の風味が味の輪郭を作ってくれ、梅のさっぱり感も合わさって箸が止まりません。
シャキシャキピーマンとささみの冷やし中華
レンチンささみと、キンキンに冷やしたシャキシャキのピーマンをごま油で和えて、冷やし中華の上にトッピング。
ピーマンの爽やかな風味がうだるような暑さを吹き飛ばしてくれる気持ちよさで、ズバズバ啜れます。
れんこんとささみの柚子胡椒マヨサラダ
シャッキリ食感のれんこんに、ほぐしたささみの柔らかな旨みが広がります。
和えるマヨネーズには柚子胡椒と醤油を忍ばせ、このサラダだけで箸が進む味わいに。
スパイスで彩りを添えて、目でも美味しさを加えていただきます。
ささみとほうれん草の卵とじ
ささみを卵でとじて、ごちそう感あるおかずに。
ほうれん草も一緒に卵でとじて、栄養満点。元気が出る一品です。
親子丼の感覚で、ご飯にのせればどんどん進みます。
おわりに
ささみをレンチンしたときに出る汁気につけて保存するレシピは多く見ますが、その汁にひと手間加えることで、風味が格段によくなりますから、ぜひお試しください。
パサつき&淡白な味で敬遠する人も多いささみ。そんな方にも美味しい……と思ってもらえるかは分かりませんが、少なくとも、これまで食べてきたささみとは一味違うはず。
調理法次第で、しっかり美味しい鶏肉の部位であるということを、ぜひ確かめてみてください。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
参考にしたレシピ・サイト
・「四川料理のスゴい人 自宅でつくる本格中華レシピ」三才ブックス – 人長良次さんのレシピ・「dancyu」2022年1月号「新しい家中華」 プレジデント社 – 「湯気」店主 田口雄一さんのレシピ
・【鶏ささみの保存】冷凍しても超しっとり！レンジを使ったテクニック | ニチレイ 「ほほえみごはん」
https://www.nichireifoods.co.jp/media/13170/
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