はじめに
見た目よりも、しっかり旨い炒め物。
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回は、大根の葉を使って、スリランカのしんなりとした野菜のソテー、「マッルン」を作りました。
大根の葉のふりかけをイメージした和の要素として、ゴマとかつお節を加え、ただでさえライスが進むマッルンが、さらなるライス泥棒に。
葉っぱ付きの大根が手に入らなければ、キャベツや小松菜、ほうれん草でも作れます。
このレシピについて
農協で立派な葉付きの大根を見つけたので、ついつい購入。
さて、買ったはいいものの、どう食べようか考えていると、スリランカ料理本で読んだ、「マッルン」にするのがよさそうだと思いました。
「マッルン」はスリランカで「しんなりとした」を意味(外部リンク)し、とにかくライスが進む、葉物をたっぷり食べられる炒め物です。
参考:キャベツのマッルンのレシピ – TIRAKITAレシピ 様
https://recipe.tirakita.com/recipe/475/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%99%E3%83%84%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%AB%E3%83%B3
さっそく作ってみると、大根の葉との相性は抜群の調理法と感じました。
油とココナッツファインのおかげか、大根の葉のクセはほとんど感じません。
玉ねぎの旨みとココナッツファインのほのかな甘みが広がり、思ったよりもしっかり味。
作るまでは正直疑っていたのですが、とにかくライスが進むのは本当だったと、いたく感心しました。
とはいえ、あと何か一押しが欲しいと思って、ゴマを振ったり、醤油をかけたり、かつお節をかけたりして食べてみました。
その中で、特に美味しかったゴマとかつお節を採用(醤油も悪くないけど、風味が強すぎる)。
大根の葉のふりかけをイメージした、和風マッルンになりました。
炒めたココナッツファインの風味にゴマが奥行きを加えてくれ、香ばしさが加わりました。
さらに、おかか和えの要領で加えた、あとがけのかつお節がたまりません。
大根同士だからというのもありますが、切り干し大根のテルダーラと一緒に食べると抜群に旨いです。
もはやカレーいらず。野菜のおかずだけでライスがしっかり進みます。
大根の葉の和風マッルンの材料
【材料(作りやすい分量・3~4食分)】 ・大根の葉・・・100g~ ・ココナッツファイン・・・・30g ・ターメリックパウダー・・・1g(約小さじ1/4) ・金or白ゴマ・・・・・・・・2.5g ・サラダ油・・・・・・・・・小さじ2~大さじ1 ・玉ねぎ・・・100g(繊維を断つ薄切り) ・塩・・・・・2.5~3g 〈仕上げ〉 ・かつお節・・・ひとつかみ(パックなら1袋分ぐらい)
大根の葉の和風マッルンの手順
1.大根の葉は洗って0.5~1cm幅ぐらいに刻む。
2.フライパンに油、ココナッツファイン、ターメリック、ごまを入れて弱めの中火で熱する。
ココナッツファインの全体が黄色くなり、泡が立ってきたら、玉ねぎ、塩を入れて中火で炒める。
3.玉ねぎがしんなりしてきたら、大根の葉を入れてさらに炒める。
大根の葉のカサが減ったら、味見をして、足りなければ塩を補う。
しんなりとさせつつも、シャキッとした食感が少し残るよう、炒めすぎないように注意して火を止める。
4.仕上げにかつお節を入れてサッと混ぜたら完成。
~大根の葉の和風マッルンの食べ方~
グワッと混ぜて……
ドーンと乗せてライスと一緒に。
↓一緒に食べたいライスの炊き方↓
一緒に食べたいスリランカ料理
↓大根同士、一緒に食べればライスがとにかく進みます。
↓カツオの旨みを凝縮した、スリランカ風の保存食。スプーンで崩しつつ、ライスと一緒にどうぞ。
↓スパイスの刺激強め。マッルンの甘みがオアシスになること請け合い。
↓その他のスリランカカレー・料理は下のバナーからご覧になれます。
おわりに
作るまでは本当にライスが進むと思っていなかった「マッルン」。
いざ食べると納得の味わい。葉っぱの食感、玉ねぎの旨み、炒めたココナッツファインの甘みとコク……
スリランカの料理は、カレーがなくとも、しっかりライスが食べられるものが多いので、本当に作っていて楽しいです。
立派な葉付きの大根が手に入ったら、ぜひマッルンにしてみてください。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
参考書籍:「スパイスカレーと野菜のおかず スリランカのまかないごはん」イカロス出版 – 石野明子(著)
「家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理」河出書房新社 – 香取薫(著)
↓同じマッルンのレシピでも、「(前略)スリランカのまかないごはん」とは少し違うので、どちらが好みか探してみて。
↓スリランカ料理にはココナッツファインも欠かせません。
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