クミン香る豚肉のれんこんロールカツ定食 スパイス定食#13

スパイスおかず

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はじめに

スパイス定食とは

スパイスカレーをはじめてみたけど、「スパイスが余る!」とお悩みのあなた、
「スパイスカレーじゃなく、スパイスを普段使いしたい」というあなた、
さらには、「献立、どうしよう」というあなたの助けとなるべく、
ご覧のあなたに代わって、スパイスを使った料理の献立を考える、週1回の更新を目指している連載企画です。

前回のスパイス定食

今回のおしながき

こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。
今回はクミンをまぶした豚ロースの薄切り肉でれんこんを巻き、シャクシャクれんこんの自然な甘さとクミンの香りを楽しむ「クミン香る豚肉のれんこんロールカツ」

ロールカツにかけて、スパイスを増したソースでスパイスをとことん感じる「スパイス増しソース」

カツの定食にはやっぱり味噌汁!「わかめとたけのこの味噌汁」

以上3つをお送りします。

定食のポイント

クミン香る豚肉のれんこんロールカツ

ロールカツは色んな野菜やチーズを巻いて楽しめますが、今回はれんこんだけを巻いてシンプルに。
れんこんは縦割りにしてシャクシャク食感が残るように切ります。大き目に切ったれんこんはほんのり甘さを感じられ、素材の味が活きたとても美味しいロールカツになりました。

シンプルなロールカツですが、れんこんと豚肉、どちらとも仲良しのクミンを合わせて、三位一体のハーモニーを楽しむことができます。

風味を補ってシンプルな具材でも物足りなさを感じさせないのは、まさにスパイスの魔法です。

スパイス増しソース

そんなれんこんのロールカツに合わせるのは「スパイス増しソース」。

市販のソースには元々色んなソースが使われていて、例えばウスターソースの主な香りを作っているのはクローブです。
そのほかにも、シナモンやクミン、ローリエにフェンネルなども使われています。

元々がスパイスと野菜の旨みの塊のようなソースですが、さらにスパイスを強化して、その風味を味わうために作ってみました。

クミンが香るロールカツに、さらなるスパイス感を与えてくれ、れんこんの自然な甘みを引き立てつつも、ピリッと引き締める、そんなソースになったのではないでしょうか。

わかめとたけのこの味噌汁

とんかつ店に行くと、必ずと言っていいほど味噌汁がついてきます。おかわり自由ならさらに嬉しい。

というわけで、ロールカツ定食にも味噌汁です。具材はなんでもよいのですが、今回は家にあった、たけのこの水煮とわかめで「若竹」味噌汁にしてみました。
季節はもう少し先ですが、春先取り感覚でいただきましょう。

山椒をふりかけて、より春らしく。

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今週の定食のつくりかた

クミン香る豚肉のれんこんロールカツ

具材はれんこんと豚ロース薄切り肉だけという、シンプルでストロングな一品。ですが、大き目に切ったれんこんの甘みと、豚肉にまとわせておいたクミンが抜群の相性で、物足りなさを感じさせません。

れんこんはチンしておくことをお忘れなく。

【材料(2人前)】
・れんこん・・・・・・・150g
・豚ロース薄切り肉・・・200g
 8枚が目安
・塩・・・・・・・・・・2g
・クミンパウダー・・・・2.5g(小さじ1)
・小麦粉・・・・・・・・小さじ2~

〈衣〉
・小麦粉・・・小さじ2
・卵・・・・・1個
・パン粉・・・適量

〈付け合わせ〉
・キャベツ・・・・適量(千切り)
・トマト・・・・・適量(くし切り)
・練りからし・・・適量

【手順】
1.れんこんを幅2~3cm×厚み2~3cm×長さ5cmの直方体を目安に、繊維に沿って縦切りにする。その後、耐熱ボウルに張った水に10分ほどさらしておく。

真ん丸の穴は残さないように切りましょう

2.れんこんをさらした水を捨て、耐熱ボウルにラップをかけ、500wのレンジで5分間チンする。

3.れんこんをチンしている間に、まな板やバットの上に豚ロース薄切り肉を広げ、巻くときに内側となる面に塩、クミンパウダーを振ってなじませる。
その後、小麦粉を薄く振り、内側の面になじませておく。

4.チンしたれんこんを下味をつけた豚ロース薄切り肉で巻く。れんこんは2、3個使い、穴があったところを内側にしつつ、凸凹を組み合わせて、できるだけ〇の形になるようにしながら豚肉で巻く。

穴があったところはできるだけ内側に
巻き終わりは下にしておきます

5.巻き終えたロールカツに〈衣〉をつける。小麦粉を薄く振り、卵にくぐらせ、パン粉をつける。パン粉をつけるときに、ロールカツの両端をキュッと締めておきましょう。

この状態で冷凍しておくといつでも揚げられます

小麦粉を薄く振るには顆粒でサラサラタイプの小麦粉をおススメします。
もしくは100均で購入できる、粉ふるい穴付きのスプーンも便利で愛用しています。

6.170度の油で4分以上揚げ、衣がきつね色になるまで揚げる。豚肉が薄く、中のれんこんはあらかじめチンしているので、火が入っていないという心配もありません。

7.下の〈スパイス増しソース〉や練りからしをつけながらどうぞ!

「辛子蓮根」があるように、からしとれんこんの相性も抜群。目立たないけど、大事なスパイスです。

スパイス増しソース

元々スパイスと野菜の旨みの塊であるソースですが、そこにスパイスを追加することで、際立ったスパイス感を味わえます。スパイス好きな方には特におススメ。

今回はソースの主な香りをつくる「クローブ」と「シナモン」を追加。甘い香りが加わることで、かえってスパイシーさが引き立ちます。

【材料(作りやすい分量)】
・ウスターソース・・・大さじ2
・とんかつソース・・・大さじ1
 ウスターソースがなければ中濃ソース大さじ3
・ケチャップ・・・・・大さじ1

・クローブパウダー・・・~0.5g
・シナモンパウダー・・・0.5g

【手順】
1.小鍋にウスターソース、とんかつソース、ケチャップを入れて火にかける。よく混ざったら一度火を止め、クローブ、シナモンを入れてよく混ぜる。

2.もう一度火にかけ、クローブ、シナモンの香りが立ってきたら火からおろし、清潔な容器に移しておく。

3.クローブを0.5g入れると、少し香りが強めに感じられると思います。レシピは上限値として、お好みで少な目にしてください。
その他おすすめのスパイスは、ガラムマサラ、カイエンペッパー、クミンなど。

わかめとたけのこの味噌汁

ちょっと季節を先取りしているかもしれませんが、「若竹」味噌汁はいかがでしょうか。淡口醬油を潜ませておくことで、より若竹煮感が出るかも。

山椒をかけていただけば、気分だけでも春になれるのではないでしょうか。

【材料(2杯分)】
・たけのこ水煮・・・100g
・わかめ・・・・・・30g(乾燥ものは戻したあと)

・水・・・・・・400cc
・だしの素・・・2g
・味噌・・・・・大さじ1
・淡口醬油・・・小さじ1/2

・粉山椒・・・・好みで

【手順】
1.鍋に水を沸かし、だしの素を溶かす。
たけのこの水煮は薄切りにし、鍋で煮込む。
わかめを戻す必要があれば戻しておく。

2.火を止めるか弱めて味噌を溶かし、淡口醬油を入れる。火を強めて沸騰しない程度に温めたらわかめを入れてひと混ぜし、お椀に盛る。

3.仕上げに粉山椒をかけて完成!

今回のスパイスまとめ

普段のお料理にもスパイスが使えるということにお気づきいただければ幸いです。今回使ったスパイスは以下のものです。画像をクリック(タップ)すれば、スパイスの説明が読めます。

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ここまでご覧いただきありがとうございます。

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