はじめに
花椒の痺れが、きのこの旨みを引き立てる。
こんにちは。ハセガワタクミ(カルダモン26)です。今回はクミンで炒めたきのこに花椒のピリッと痺れが加わり、きのこの旨みを堪能できる「花椒ピリッときのこのクミン炒め」をご紹介します。
とあるスパイスをお持ちの方は、このレシピにさらに加えていただくと、きのこの風味がグンと増します。
普段はスパイスカレーを作っています。
このレシピについて
最近、近所ではきのこが安くて、色々買い込んだのですが、余らせてしまっていました。
ならばスパイスで炒めて一気にいただこうという魂胆です。
今回使ったきのこはエリンギ、舞茸、ひらたけです。完全に自分が好きなきのこを集めたような感じですが、ほかにはぶなしめじ、えのき等でも。
特にお気に入りなのがひらたけ。食感と味のバランスが抜群です。
きのこを2~3種混ぜて使えば、口に運ぶ度に楽しみが生まれるのでおススメです。
使ったスパイスはクミン、カイエンペッパー(唐辛子)、花椒、そしてビッグカルダモン。
きのこ炒めを食べると、クミンのどっしり感と爽やかさが最初に来て、花椒がピリリと痺れ、最後にビッグカルダモンのスモーキーさがスッと抜けるという、香りでも楽しめるように。
味付けは非常にシンプルで、塩、油、スパイスのみ。きのこの旨みとスパイスの香りを存分に味わってください。
花椒ピリッときのこのクミン炒めのポイント
きのこ×クミンの芳しい香り
クミンって、何でも仲良しになってしまう優等生です。お肉とも、根菜を中心に野菜とも仲良くなってしまいます。
今回はきのこの香りにクミンの爽やかさとどっしり感を加え、次に紹介する花椒との間を取り持つように使います。
きのこの旨みを強調する唐辛子と花椒
プリっとジューシーなきのこの旨みを強調してくれるのは辛みを持つスパイス。
痺れる「麻」の花椒と辛い「辣」の唐辛子をほんの少しだけアクセントにもってきて、きのこの旨みを強調します。
ビッグカルダモンがきのこの風味をアップ!
ビッグカルダモン。別名ブラックカルダモン、ブラウンカルダモン、ワイルドカルダモン。
あのカルダモンとは名前以外別物で、代用もできないスパイスです。
カルダモンと同様の刺激感があるものの、クローブのような香りと柑橘のような爽やかさを持っていて、さらには燻したかのようなスモーキーさも併せ持つ、なんとも不思議なスパイスです。
ビリヤニや肉のカレーに使われたりします。
そんなビッグカルダモンは、スーパーではまずお目にかかれないスパイスです。スパイスがお好きで、このビッグカルダモンをお持ちの方はぜひ使っていただければと思います。
きのこにスモーキーさとクローブのような芳香が加わり、グンときのこの風味がよくなるのでおススメです。
花椒ピリッときのこのクミン炒めの材料
【材料(1~2人前)】
・きのこ・・・・・・・・150g(3種以上使うのがおススメ)
・油・・・・・・・・・・大さじ1〜1.5
・ビッグカルダモン・・・1~2粒(あれば)
・塩・・・・・・・・・・1~1.5g(1.5gで酒のつまみに)
・クミンパウダー・・・・2.5g(約小さじ1)
・カイエンペッパー・・・1g(約小さじ1/2)
・花椒・・・・・・・・・0.5g(粉orホール)
※きのこは今回エリンギ、舞茸、ひらたけを使用
花椒ピリッときのこのクミン炒めの手順
【手順】
1.きのこは石突を取り、食べやすい大きさに手で割く。
今回はエリンギ、舞茸、ひらたけを使用しました。
花椒のホールを使うときは、弱めの中火に熱したフライパンで2~3分乾煎りして挽く。
2.フライパンに油とビッグカルダモン(あれば)を入れ、弱めの中火で熱する。
ビッグカルダモンの香りが立ってきたら(なければ省略)、中火にしてきのこと塩を入れ、炒める。
3.きのこに焼き目が付き、しんなりしてきたら火を弱火にして、クミンとカイエンペッパーを入れ、油とスパイスをよく馴染ませるように炒める。
4.油がオレンジ色に染まり、きのこにスパイスと油がよく絡んだら火を止め、花椒の粉を最後に振りかけてひと混ぜしたら完成。ビッグカルダモンは取り出してください。
水菜などの葉物を添えて。水菜にオイルを絡めながら食べるのもおいしいです。
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おわりに
塩、油、スパイスのみのシンプルな炒めで、きのこの旨みとスパイスの香りを楽しんでいただければと思います。
ビッグカルダモンはあまり自分は使いこなせていないのですが、ビリヤニや肉のカレー以外に、もっと色々探っていきたいですね。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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